ドイツ・オーストリア旅行記：２日目（後編）

ハイデルベルクから古城街道を通ってローテンブルクを目指します。

古城街道はその名のとおり通り沿いにたくさんの古城が建っています。
うっかり右側の座席に座ってしまいましたが、ローテンブルクに向かう場合、
ヒルシュホルン城等の主だった城は左手にあるので注意

日中ずっと曇りでしたが夕方になってようやく晴れてきれいな夕焼けに。

そして、ウトウトしている間にバスは古城街道とロマンチック街道が交差する
ローテンブルク（Rothenburg ob der Tauber）に到着

が、ホテルに続く車道が工事中でバスが入れないため
ちょっと離れた広場（Schrannen Platz：シュランネン広場）でバスを下りてガタガタと
石畳の道を重いスーツケースを引きずって５分ほど歩いて20：00にホテルに到着。
今宵のお宿はローテンブルクの城壁内にある
ライヒスクーヘンマイスター（Reichs-Kuechenmeister）です。

ホテルはレストランがある本館と宿泊棟の別館とに別れていて、
最初にスーツケースを引きずって本館に向かい、
ロビーにスーツケースを置いて食事をしていいかと尋ねたら、
40個もスーツケースを置いておくスペースはないと言われ、
最初に到着した数名分のスーツケースをその場に残し、
残りの大多数がまたスーツケースを引きずってちょっと離れた別館に
スーツケースを置きに戻りました
幸いなことに、私は最初に到着した組だったので食事中にホテルのスタッフが
別館までスーツケースを運んでくれました

おとぎ話に出てくるような中世の雰囲気を残した街にふさわしく
小ぢんまりとしたアンティーク調の可愛らしいホテルです。

まずはドリンクをオーダー。今回はオレンジジュースにしました。

ディナーも３コース（というか毎回３コースでした）で
まずはスープの登場。かなり濃厚なポタージュスープです。
味はよく分からず・・・カボチャにもジャガイモにも近いような。
不味くはないけど美味くもなくという感じ　食感はかなりドロドロです。

そしてメインはドイツ名物のソーセージ
極太の巨大ソーセージが２本、ザワークラウトとジャガイモと一緒に登場。
パリパリに焼かれた皮の中にはジューシーなお肉。
口に運ぶとハーブの味が広がって美味でした　ただ・・・
同じ味のソーセージをこんなに大量に食べると当然飽きてきます。
せめてソーセージの種類を変えてくれれば味の変化を楽しめるのに
ずーっと同じ味が続くので皆さん途中で残してました
これはどう考えても一本で十分

デザートはイチゴとチョコレートのアイスクリーム。
サッパリとしてお口直しには最適ですが、
ソーセージで既に満腹だったので結構キツかったです
全行程の中でこの夕食が一番残念だったかな・・・
やっぱり日本人は色んな味をちょっとずつ楽しむのが好きですから

食後は別館に移動して、スーツケースをピックアップしてお部屋へ（21：30）。

アンティーク調のホテルなのでルームキーについているプレートもこんな感じ。
ステキだけど持ち歩くには大きいし重過ぎました

お部屋は想像以上に広かったです。

ソファーとデスクも付いてます。窓のカーテンがカワイイ

アンティーク調のホテルということでバスルームも古いのか
とちょっと心配しましたが新しくて清潔でした。
シャワーカーテンではなくガラス戸（？）が付いています。
ただ、やっぱり古いタイプのホテルなので、皆でいっせいにお湯を使うと
タンクに貯まっている分を使い切ってしまうので、
途中でお湯が出なくなってかなりの人が被害を被ったみたいです。
１時間ほど待てばまたお湯が沸いて使えたようですが。。。
因みに私は時差ぼけを引きずって、夕食の間も妹に
「白目剥いてコワイ」と言われるほど眠たかったので、
お部屋に入ってすぐお風呂に入ったのでお湯を使えました。

元気な人々は、ガイドさんに連れられて、ホテルからすぐの
マルクト広場（Markt Platz）の仕掛け時計の見学ツアーに。
妹が参加したので写真と動画を撮って来てもらいました。

22：00になると仕掛けが作動するこの時計。
30年戦争のときに、旧教軍にローテンブルクの町が占領された際、
当時の市長が敵軍の将軍を酔わせ、
「私がこのジョッキに入ったワインを一気飲みすることができたら皆の命を救ってください」
と提案し、見事一気飲みを果たして皆の命が救われたという逸話が残っているらしく、
それを「マイスター・トゥルンク」というそうです。
仕掛け時計はこの逸話をモデルに造られており、
左手の窓に敵軍の将軍が現れて、右手の窓にワインを一気飲みする市長が
登場するそうですが、下の動画で分かりますでしょうか？
（実物を見てない私はイマイチよく分かりませんでした）

なんだかんだでこの日は結局23：00に就寝。
長い一日でした・・・

～３日目（前編）に続く～