夕べからひどく気が滅入っていたのだが、日曜の朝の習慣でNHK教育の「新日曜美術館」を見る。
きょうは今井繁三郎という画家についてだった。正直言ってこの画家についてはよく知らなかったのだが、画面にその作品がうつった途端、「ほうっ」と声が出た。
まるで子どもが描いたような線と色。とても美しい。でもその絵は90歳過ぎてから描かれたものらしいのだ。いろいろな言葉が出てきた。「うまく描いてはだめだ」「天 . . . 本文を読む
この間、Amazonに注文しておいた本が届いた。
「短歌ヴァーサス7号」と「出世ミミズ」。「短歌ヴァーサス」の方は若原君がオープンマイクのことについて書いた文章が載っているらしいので。「出世ミミズ」の方はアーサー・ビナードさんのエッセイ集で、いつだったか中日新聞に書かれていたエッセイがとても面白かったので、図書館で予約することなく(文庫本だということもあったけど)、新聞で広告を見てただちに注文。 . . . 本文を読む
ずいぶん前に買ったエアプランツの中で1種類だけ、根元に小さな株をつけるのがあるのだが、前回はうっかりその子株を枯らしてしまった。
で、今回は早めに子株を親株から切り離し、バーク(園芸店で売っている樹皮)を少し削ってくぼみを作り、その中に子株2つを入れて育てている。とにかく小さい。たまに見失う。
エアプランツは植物なのに、何となく小動物っぽいので好きだ。土がなくても大丈夫なので、ポケットに入れて . . . 本文を読む
パソコン通信時代からの友人、浅倉ひと君がblogに小説をアップしている。これはまだ読んだことがない小説なので、最近書いたものなのかな。
ひと君は当時別のハンドルネームで詩を書いていて、私も水原檪のハンドルで詩を書いていた。で、ひと君は私の詩を読んで20歳過ぎくらいの女の子だと思い、私は私でひと君を女の子だと思っていた。どっちも間違っていたわけだが。
書いた小説をお互い推敲しあったりもしたが、ど . . . 本文を読む
昨日はいいお天気だったので、亀緒君もこのようにだら~んとしていた。しかしこの姿勢は、果たして亀的には楽なのだろうか。
水場に入る足場用に置いてある平らな石の上に、あごと思われる部分を乗せている。高さがちょうどいいみたいだ。
昨日は庭を散歩させ、水槽の掃除もした。熱帯魚用の活性炭をもう一袋レンガの下に沈める。庭を散歩させていると、亀緒君はどんどん元気になる。初めは寒いせいかノロノロと、まるで亀の . . . 本文を読む
君といたとき、いないとき小学館このアイテムの詳細を見る少し俗な感じもするが、細かく描くこまれた絵。話の内容はけっこう暗くて、読み返すのが何だか辛いような気もしてしまう。切ないというのとはまた違って、読後感が少しきつい。文章で書かれているのとは別の何かを、絵から読み取ってしまうのかもしれない。
あまり好きではない。すごく売れた絵本らしいのだけれど。 . . . 本文を読む
どうするティリー?あすなろ書房このアイテムの詳細を見る一部、色鉛筆で描いたようなところがあって、レオ・レオニの絵本ではあまり見たことのない感じだった。
この話はどう解釈すればいいのだろう。壁があって、壊せない登れない向こうに何があるかわからない。そんな壁のことをみんなはまるで気にせず暮らしている。ところが若いティリーというネズミ(女の子?)だけが、壁の向こう側のことを考えている。
越えてみよう . . . 本文を読む
ペツェッティーノ―じぶんをみつけたぶぶんひんのはなし好学社このアイテムの詳細を見るとてもきれいな絵本。地面や水面は、マーブリングした紙をいろいろな形に切って重ね合わせたり、上から少し描き加えたりして構成されている。
生き物たちはクレパスで塗ったような四角形の組み合わせで作られていて、主人公のペツェッティーノは一見すると、他の生き物たちの部分品のようにも見える。
お話は自分が誰かのとるに足りない . . . 本文を読む
亀緒君の寝床を大きくしたので、水場の中のレンガの配置も変えねばならなくなった。以前より浅いところが多くなってしまったのだが、亀緒君はどちらかというと深い方にいることが多い。
おっ、覗いている覗いている。亀緒君が覗き込んでいるところは、レンガの隙間で、そこには小さめの備長炭が沈めてあるのだ。実はそれだけではなく、寝床の床にあたるレンガの下には、熱帯魚用の活性炭が一袋沈めてある。多少水質がよくなるだ . . . 本文を読む
わにくん偕成社このアイテムの詳細を見るとても細かくていねいに描かれた絵。汽車の車輪や線路の枕木や遠くの遠くの景色まで、これでもかというくらい描きこまれている。絵本の中にまた額縁のように枠が描いてあって、その中に絵も文章も描きこまれているのだが、時々絵の一部が枠の外にはみ出したりして、不思議な雰囲気になっている。
お話自体は、かわいそうなようなそうでもないような、わりと単純な内容なのだが、絵が面白 . . . 本文を読む