言葉も動作も優美でなければならない。美は調和であり、音楽である。
すべての人の言葉と動作が調和ある音楽を奏でるようになったとき、其処に天国浄土が
実現するのである。
実相に於いては人間はすべて完全であるのである。
聖者は言葉を慎みて悪しき言葉を使わないが、世俗の人はみずからを高くせんとして相手を侮辱又は
見下した言葉を使う。その結果却って自分自身が侮辱せられ、又、わざわいを招くのである。
実相を表現するものも言葉であれば、実相をくらますのも言葉である。
『 生長の家 』 昭和二十五年 九月号 四日の法語 谷口雅春先生