神の智慧は太陽の光のようなものであって隈(くま)なくこの世界を
平等に照らすのである。人間の頭脳智は、恰(あたか)も懐中電灯の
光のようなものであって、眼先(めさき)の小部分だけに光を投げかける。
そして、なかなか全体からの連繋(つながり)が分からないのである。
全体からの連繋がわからないから人間の小智才覚でやったことは
一時は 旨(うま)く行くように見えるが、視野のとどかなかった所から、
予想もしなかった問題がでて来て、折角(せっかく)うまく行きつつあった
行程(こうてい)が途中からくずれ去ってしまうことがあるのである。
これに反して神の智慧は その光が全領域に行(ゆ)きわたり、
この一点を今、こうして置けば、今はよくないように見えていても、
やがて全体が動き出して、このような好結果があらわれるという事を
知っていて導き給うのであるから、終局的には失敗するということは
ないのである。
そのような智慧を得るには、やはり神想観を毎日怠らず実修して、
神との一体感を深めておくほかに仕方がないのである。
( 拙著『 詳説・神想観 』 参照 )
『 人生の秘訣365章 』( 279頁 ) 谷 口 雅 春 先 生
“ 冬 ” 人生の道 11月 ・ 大宇宙に満つる癒力
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