ジブリが、この人の作品に影響を受けたというのがよくわかったぞ。
木を植えた男。フレデリック・バック展
東京都現代美術館
詳細→ http://www.ntv.co.jp/fredericback/index.html
冒頭、9枚のスクリーンで上映される「木を植えた男」は、CGではない心温まる優しいタッチの手描きのアニメーションである。
(2万枚のセルを1人で描いたということを後で知ってびっくり!)
タイトルこそ知っていたけど、観たことがなかったのでどっぷり浸かる。
30分弱の作品には深いメッセージがあり、静かに感動。
ただ、ゆるゆると移動しながらの鑑賞スタイルは、かーなーり首が疲れたね。
そのあとからが、展覧会本編って感じで。
いや~…とにかく作品が盛りだくさんで、2歳のときの絵まであって笑った。
祖国フランスでの風景画は、ほとんどが映画の1シーンのような構図。
この頃に描いた人物や身近なもののスケッチは、リアルなのにどこか親しみを感じるものばかり。ときどき小さなユーモアも入っていたりして。
カナダに移ってから仕事として描く作品は、いろんな表現があってますます引きこまれた。
個人的には、切り絵がとてもよかった。
ストーリー制作やレイアウトのセンスも見事。ほんと、器用な人ですね。
ほとんどの作品に共通すると思われる「生命の素晴らしさ」というテーマ。
素直に心に入ってくるので、いいなーと思った。
見ごたえのある展覧会で、11時頃に入ったのにとっくに1時をまわってお腹グーグー。
入口そばのアジアンカフェにて、パクチーたっぷりのフォーを食べて満たしたのであった。
どういうワケか「人の入りがイマイチ」みたいなんだけど、
おかげでゆーっくり見れたよね。
私は好きだな、この展覧会
またこんな展覧会に出会えるといいね
ほんと、もっと人気があってもいい展覧会だったよね。
日テレさんのアピール不足か?
でも混んでいたらあそこまで堪能できなかったかも
いい時間を過ごせました♪