映画館で、熱いタイムスリップを経験してきました。
佐野元春「Film No Damage」
内容は、83年の中野サンプラザホールのライブを中心にしたドキュメンタリー。
佐野元春27歳である。
倉庫でみつかったという30年前のマスターテープをデジタル化したもので、
さすがにフィルムでの映像は粗かったけど、いや~、音がすごい良いではないか。
5.1chサラウンドって何?って思っていたらこれだったのね。
まだ学生だった自分が初めて行った元春のライブが、ちょうど83年の横浜文化体育館。
ロックの生演奏やパフォーマンスがいちいち刺激的で、カッコイイ!の連続で、すっかりのめりこんでね(笑)
そんなわけで、ライブ映像1曲めの「悲しきRADIO」ですでにムード盛り上がり!
立ち上がってシャウトしたくなる気持ちを抑えつつ、座席で見入っていました。
「So Young」「Rock & Roll Night」… 懐かしさも手伝って、涙腺が何度か緩んでしまったよ。
サックスのダディ柴田や、ギターの伊藤銀次との掛け合いとか、ほんと、うれしくて。
家庭にビデオデッキもろくに普及しておらず、MVとかPVも珍しかった当時の、大好きな人のライブ映像が大型スクリーンで観られたことは貴重だ。
贅沢を言えば、あともう少しライブの場面が多いとよかったな。
私の行った「横浜ブルグ13」では2週間の限定上映。
派手な宣伝もないし、平日のお昼に行ったので席はガラガラ。
おかげでどっぷり浸れたのでよかったけどね。
私と同じ、1人で観に来ている人ばかりだった。みんな当時の元春に会いたくて来たんだと思う。観終わって、桜木町から横浜まで、昔のナンバーを小さく口ずさみながら歩いた。
もうすぐなくなる横浜BLITZ。
ここでも彼のライブを何度か観た。なくなるのは寂しいね。
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