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空の下が好き。ちまちました生きものが好き。妄想できる時間が好き。それからそれから…

オトナのミュージカル「コンタクト」感想

2011-01-29 | ライブ(芝居など)

2007年の3月以来。「待ってました!」の再演。 

でも自由劇場でやるのは今回が初めて。 

 

劇団四季ミュージカル「コンタクト」

2011/1/22 昼公演 自由劇場

 

<メインキャスト>

 

PARTⅠ:SWINGING 井上佳奈、花島佑介、徳永義満

PARTⅡ:DID YOU MOVE? 坂田加奈子、牧野公昭、金久 烈

PARTⅢ:CONTACT 加藤敬二、明戸信吾、高倉恵美

 

 

時代のちがう3つのオムニバス形式のミュージカル。

共通しているのは「妄想の世界」

 

PARTⅠは、18世紀の貴族のお遊び編。

女性とその恋人と召使の短い物語。

バイオリンの音楽の中、ほとんどがブランコのシーンで進んでいくのだが、これがなんとも官能的でね、かなりアダルトな想像をかきたてられるんだな。

 

PARTⅡは、1945年のニューヨーク。

ビュッフェ式レストランで食事をするマフィアのボスとその妻。

ボスは食べ物を取りに行くたびに妻に「そこを動くな。誰にも話しかけるな」という。

まわりの客は幸せ絶頂なカップルばかり。

そんな中、1人になるたびに席で妄想する妻。それがだんだんエスカレートして…

そして救われないラスト。

クレイジー・フォー・ユーの振付けをした人の演出だけあってとてもHAPPYなダンスが素晴らしいのだ。

 

PARTⅢは、1999年のニューヨーク。

仕事でいくつもの賞を持つマイケルは、仕事仲間はたくさんいるが、ほんとうの人間関係が築けず常に孤独を抱えている。

自殺を図ろうとする夜、留守電のメッセージに翻弄されて、彼は現実か夢かわからない世界に入り込む。

精神科のドクターはヘンテコな髪型のバーテンダーに。

そして気になる黄色いドレスの女性の正体は最後の最後にわかるのだが…。

コミュニケーションをダンスに置き換えた表現が見事。

Ⅱとちがって、希望をもてるラストがいい。ちょっと無理やりなんだけどね。

(初めて顔あわせたどうしでアレはないよなーと)

 

私はこの3話めが好きで好きで、この演目での加藤敬二さんが好きで、正直、これが観たくて再演のたびにチケットを買うのであります。

東京公演、もう1回は観に行かなくちゃ。

キャストの感想についてはそのときにまた♪



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