☆カツハウス☆

すべり知らず?
カツハウスです。

「生き抜く」ということ

2007-04-17 20:14:24 | ☆カツ日記☆
映画にもなり話題になっている「東京タワー オカンとボクと時々オトン」をようやく読みました(^_^;)

切ないですね、この小説。

育った環境は僕とはかけ離れているけれど、同じ田舎育ち。

コテコテの方言で書かれているところや、堕落しまくってた大学時代など自分と重なるところも多く、感慨深く読み上げました。

この本のテーマは何か?

それは「死」ではなく「生きる」、いや「生き抜く」といった方が適切かもしれません。

どんな過酷な状況に置かれても必死で生き抜く、そのオカンの姿が実に赤裸々に、リアリティ豊かに描かれています。

田舎から都会へでて一人で頑張る事がいかに大変か、この本は教えてくれます。

母親の子を想う愛情がいかに深いかをこの本は教えてくれます。

誰にでも平等に降りかかり、そして絶対に避けては通れない「死」の重みをこの本は教えてくれます。


映画はたぶん見ないでしょう。

僕の中にあるイメージをそのまま保存しておきたいから。