昨日の朝NHKを見ていたら
東京の広い地域で停電って話。ふ~ん、なんて軽く考えていたら地下鉄は止まるは、信号は消えるはで大変だったみたいですね。
続報を見ると、なんでも茨城県の建設会社「三国屋建設」所有のクレーン船が、
川にかかる送電線に接触したのが原因って話。500kVの送電線が一箇所切れてもこの騒ぎになるのは、安全装置が働いて複数の送電がストップするからみたいです。
そういえば1977のNY大停電とか2001のカリフォルニアの停電は、安全装置がなかったのでより広範囲に停電が広がり、復旧に3日以上かかったそうな。今回は数時間で回復したので、その点から見れば安全装置は、機能したってことでしょうか。
それにしても、
ぼんやりした作業員のせいで、東京の広範囲が停電するってのはいかがなもんでしょうねぇ。某国の工作員やオウムみたいな団体が、今回の切断箇所と同じようなところを何箇所か切ったら、東京全部が停電しちゃうんではないかな。その辺の危機管理はどうなっているんでしょうね。
ところで、工場が動かない損害やクーラーが効かないので会社もお休み。家庭の冷蔵庫のアイスも溶けちゃったって損害も多いなぁ。その辺の賠償は、どうなるんでしょう?
間接被害の立証は普通は難しいけど、今回は明確だなぁ。法的にはどうなるのかな???
電力会社は、「電気の供給を中止した場合で,それが当社の責めとならない理由による場合は,お客さまの受けた損害について賠償の責めを負いません。」と書いていますから、今回も東京電力のせいではないので、
損害賠償の責任は電力会社にはなさそうです。
ただし、「従量電灯Aのお客さまにつきましては,制限または中止した延べ日数1日ごとに最低料金の4パーセントを割引きいたします。」となっていますから、電気料金がスズメの涙ほど安くなるってことはあるかな。
一方、東京電力は、三国屋建設に対し損害賠償を請求するそうです。一つは、送電線の損傷に対する修理費用。もう一つは、停電して電気を供給できなかったことに対する損害でしょう。
修理費用は当然として、家庭や企業に対する停電の割引は、前に書いたように最低料金の4%ですから、個々の企業・世帯ではへのツッパリにもなりませんが、
その全額が資本金2000万円の企業に請求されるかもしれないとすると・・・