なんだか紹興酒の気持ち。スッキリうま口。軽い酸と稍渋味。ガスなし。おもしろい。
ミディアムボディ。喉越し良好。微炭酸。軽い酸。渋味なし。稍柑橘系。焼き鳥とか美味しい。
北海道の酒だとばかり思っていたら、長野なんだね😅
「うめる」は、(うすめる)の略で、
「じゃっ!なんたらしょっぺみそ汁だな。お湯っこでうめだほいいぞ」
(えー、ずいぶんしょっぱいみそ汁だな。お湯で薄めるほうがいいですよ)
「なんぼあっつったって、温泉どごうめる人はねんだ」
(いくら熱くても温泉を水で薄めてはだめですよ)
語源からそれほど離れているわけではありませんが、文脈の中で使われると意味不明ですよね。
この表現は、東北地方で広く使われるもので、(持ち上げる、運ぶ)という意味です。大きなものや重いものを運搬するときに使います。軽いものや小さいものには、あまり使いません。(小さいものには、「持ってきてけろ」を使います。「消しゴム持ってきてけろ」)
「ちょっとよ、この台っこたんがいで助ろや」
(ちょっと、この台を運ぶの手伝って)
「薪積むがら、小屋っこさたんがいでけろ」
(薪を積むので小山で持ってきてください)
語源は、古語の(担ぐ・たがく) ... 肩にのせる。かつぐ。でしょう。
ちなみに「たんがぐ、たがぐ」の「が」は、鼻濁音です。。。ネイティブ以外は発音が難しいです。
ある夜のこと、40年来の酒飲み友達夫婦と4人で江刺の料亭へ。
いろいろ食べて、料理の中盤に出てきたのがこの蟹さん。
香箱ガニです。脚の下には、たっぷりの身と内子。プチプチ外子とむっちり内子の対比が楽しい逸品です。
そこに合わせるのは、
白岳仙 純米大吟醸 黒鉄 のぬる燗
ふんわり華やかな香りが蟹の風味を引き立たせて鼻腔をくすぐります。
前置きが長くなりましたが、そんな時使う言葉が
「こでらんねー」(堪えられない たまらない)です。
ものすごくたまらない時には、「何もかにもこでらんねー」を使います。
カニを食べるときにもいうと紛らわしいです(^_^;)
「ちょどして」は、広く東北地方で使われる言葉で、(おとなしくしている)という意味です。
「なんたらはやはやずわらすだな。いってでちょどしてねんだもの」
(ずいぶん落ち着きのない子供だね。ぜんぜん静かにしていないもの)
「なんだで。そいずちょしてわがねじゃ。ちょどしてろ」
(こらー、それをいじってはだめだよ。静かにしていなさい)
語源は、判然としませんが、
「鎮とする」(しずめる、おさえる、おちつける)
が近いような気がします。その辺からできた言葉かもしれません。
「はやはやずーわらし」だの「ちょどしてねーがぎ」とかは、今だと何とか障害なんて名前を付けられそうですね。
昨夜、いつもの料理屋で松茸酒を楽しんでいた時のこと。普段はご飯は食べないのですが、小腹がすいたので、たまにはいいかもと軽くご飯ものをお願いしました。
すると、出てきたのが↓これ。
蟹入りだし巻き小丼イクラ乗せ
んー、卵に卵の組み合わせ。しかも蟹味噌付き。
でも、だし巻きはタンパク質だし、イクラは脂質。ひとめぼれのご飯は糖質。案外いい組み合わせなのかもしれません。
もちろんすんげーうめー(^_^;)
そういえば、近頃食べたのでおいしかったのは、
とりあえず、前沢牛すき焼き&松茸ごはん。この牛肉の下にも松茸が潜んでいて、お出汁に松茸のお味がしみ込んでいます。
そこに。。。
白飯をお代わりして、黄身とヒラメ刺しゴマ掛けをトッピング
まずヒラメを頂いて、そのあとにすき焼きのタレを絡めて、今話題のTKG(たまごかけごはん)
いろいろご馳走を頂いた後で、玉子かけご飯が一番おいしかったって、逆転満塁ホームラン的なおいしさ!
まあ、翌日自転車にいつもよりたくさん乗ればいいか(^_^;)
「はだる」は、(ねだる)(せがむ)時に使う言葉です。
「孫にじぇんこはだられだ(^^;」
(孫にお小遣いをねだられました)
「いっつもうめのブログさ載せるもんだがら、わげものにはだられだおや」
(いつもおいしいものをブログに載せるものだから、若い人においしいものをせがまれました)
語源は、古語の
はた・る【▽徴る/▽債る】
[動ラ五(四)] する。強く求める。また、取り立てる。 する。
だそうです。
なんだりかんだりはだっては、みぐせぞ
この言葉は、「なに」「どうして」「どんな風に」等の疑問を表す表現です。東日本では同様の言葉がいろんな地域で使われているようです。
「なじょしてやんのや?」(どうやってするのですか?)
「なんじょなっぺや」(どうなるんだろうね)
「なじょにもならねーべ」(どうにもならないよね)
同様に「なじょにもかじょにも」という言葉があります。これはちょっとあきれた感じで(全然どうにもならない)という意味です。
「そんなごどかだったって、なじょにもかじょにもなんねべ」
(そんなことを言っても、どうにもこうにもなりません)
語源は、何如(いかん)をそのまま読んだんでしょうね。
そういえばむかし漢文の授業で、四面楚歌を習ったときに「虞や虞や汝を如何せん 」とでてきましたね。その言葉が転じたものが「なじょ」のように思えます。
そういえば、美空ひばりさんの歌にも「娘はなじょして泣いた」とか出てきたような気がする。
「いってで」は、(いったい)とか(ぜんぜん)という意味です。この言葉の後には、疑問とか否定的な言葉が続きます。
「いってでよー、あいずはっぱわげわがってねんだっけでー」
(まったく、彼はさっぱり訳がわかってないんですよ)
「じぇんこ払ったのに、いってで物わださねずのは、何如なもんなんだべな」
(お金を払ったのに、全然物を渡さないってのは、どういうことなんでしょうね)
「いってにして」は、(一体全体)というほどの意味で、これも疑問や否定文が続きます。
「いってにして、なしてそんなごどすんのや?」
(一体全体、どうしてそんなことをするんですか?)
どちらも語源は、(いったい?)(一体全体?)だと思います。
ネットで調べてみるとほかの地方では使われていないようなので、「げね」と同様に岩手県南特有の方言なのかもしれません。
6月に訪問していたのですが、ブログにアップするのを忘れていました(^_^;)
秋田のみかわさんで天ぷらを食べる予約が取れたので、近場でランチを・・・と探していたら、おいしそうなイタリアンを発見。さっそく予約しました。由利本荘市は、雪の茅舎さんを蔵元見学したことがありますが、あとは通過ばかりだったので、なんか新鮮です。
お店は、新しい商店街に立つビルの1階にあって、すっきりと明るい雰囲気です。当日は私たちだけの予約だったので、気さくで丁寧なシェフといろいろお話をすることができました。お料理は、とても精緻で味と香りと彩りよく仕上げられていて、料理の上からチーズやカカオや唐墨、ホースラディッシュをまとわせるので、香りの変化が楽しめました。それになんだか現場仕上げって楽しいですよね。ワインもよいものを供していただいて、大満足のランチでした。
お店は、新しい商店街に立つビルの1階にあって、すっきりと明るい雰囲気です。当日は私たちだけの予約だったので、気さくで丁寧なシェフといろいろお話をすることができました。お料理は、とても精緻で味と香りと彩りよく仕上げられていて、料理の上からチーズやカカオや唐墨、ホースラディッシュをまとわせるので、香りの変化が楽しめました。それになんだか現場仕上げって楽しいですよね。ワインもよいものを供していただいて、大満足のランチでした。
スプマンテでスタート。スッキリしてる
ちっちゃくてかわいい。ゆっくり食べましょう
スズキのカツレツ。カラスミを上から切ってアクセントに
ここでバローロ。濃厚
スッキリした店内
パルミッジャーノレッジャーノをたっぷり
もっちり芳ばしい
意表を突いた辛いクレソン+ホースラディッシュ
たっぷりカカオ。食感いろいろ、香りも味も。
エスプレッソも雑味なし
次回は、近い場所にあるホテルを予約して、ディナーを頂きに伺いたいです。
ごちそうさまでした。
ごちそうさまでした。
スッキリ軽い。心地よい香り。軽い酸。軽いガス。渋味ほぼなし。やや柑橘系。飲み飽きない。軽いタッチでつまみいらない。こりゃうまい。
落ち着いている。まろやかでふくらむ。酸強め。ほんとに微々たるガス。ちょっと渋。研ぎ澄まされた味わい。かなり繊細な酒なんで、つまみいらない系。
あまり食べ物の表現について書いてこなかったので、取り上げてみます。
むかしの農村では、ほぼ自給自足で同じものを食べていたからか、基本的には方言があまり使われていません。
単純に濁音がついたもの
「わがめ かぎ みがん おぢゃ」等々。たくさんあります。簡単そうでどこに濁点が付くのか実は難しい。鼻濁音もあるし。
次にその土地固有のためか
キノコ類は、ほぼほぼ方言。「わげ ぼり ごんどかぶり むらさぎ ばぐろ」等
それ以外には、
「おごご」漬物。(香の物)「おら浅漬けよりも古漬けおごごの方すぎだもな」
「ぎっつ」(牛乳)「このぎっつなんだがあめだ」
「すす」(お寿司)「寿司ど煤ど獅子の違いわがっか?」
「やおや」(野菜)「やおやもかんねばわがねぞ」
「しょつこ」(焼酎)「あさがらコップっこたんげで、しょつこばり飲んでる」
「はっと」(うどん、すいとん)「ご飯ばりでねぐ、たまにはっともいいもんだな」
後は思い出したら加筆します。