これって辛口やん。稍アル、稍ガス。稍メロン。超スッキリ。酸が立つ。こりゃうまい。
「せやみ、かばねやみ」は、「怠け者」「怠ける」という意味です。
「なんたらはだげ草だらげにしてなー、せやみして」
(なんとまあ、畑を雑草だらけにして、怠けてるなー)
田舎では、庭や畑が草だらけになっているとすんげー非難されます。虫が湧くし、いろんな動物がやってくるからです。
「あのおんちゃん、酒っこばり飲んで、寝びだりだもな。せやみたがりだな。」
(あのおじさんは、お酒ばかり飲んで寝てばかりいるよね。怠け者だな。)
なんとも耳が痛いところです(^_^;
同じ意味の方言で「せっこぎ」というのもあります。これは主に盛岡で聞いたことがあります。南部藩の訛かな?
「せやみ」の語源は、(背病み)だと思います。体が疲れて働けないってことですね。「かばねやみ」は、(体病み)です。同じ意味ですね。
このほか東北地方には、同じ意味で「骨病み」等の方言があります。
ところで、「かばね」で思い出したのが、軍歌?の「海ゆかば」です。この歌の最初の方に「海行かば 水漬く屍 山行かば 草生す屍」と出てきます。この場合は、「しかばね」の意味ですが、東北地方では「死かばね」と思い「かばね」を「体」と解したのかもしれませんね。
「海ゆかば」の歌詞は、大伴家持の「 陸奥国に金を出す詔書を賀す歌一首、并せて短歌」(陸奥国で金が出たという詔書を寿いだ歌 )が基になっています。なんだか私の住んでいるところの近くから金が出たということなので、縁を感じて面白いです。
たまーに作るんですが、コーヒーのペーパーフィルターを使って、プレーンヨーグルトの水を抜きます。コップの上にペーパーフィルターを乗せて、ラップをして一晩。意外にたくさんホエーが取れます。
冷蔵庫にあるフルーツを適当に混ぜますが、この日は、梨と胡桃と枝豆です。胡桃は、適当に刻んで混ぜると脂がおいしいですし、枝豆は独特の風味と塩味が加わって変化がでます。食感もいろいろで楽しいです。
ホエーは、同量の牛乳と混ぜるとなんちゃってラッシーみたいでおいしいですし、煮物に加えてもいいと思います。
何せ前の晩に仕込んでおけば、翌朝ちょちょいとできるので便利です。
人に物をやるときに「ける」といいます。こういわれても蹴るわけではないので、ご安心ください(^_^;
通常の会話では頻出語彙ですが、方言としてはあまり認識されていません。目上の人には使いません。(普通に上げるを使います。)
「この栗っこけっから、えさ持ってってけ」
(この栗をやるので、家に持って行って食べなさい)
「じぇんこなんぼだりけっから けりにかーちゃんさかだって貰ってげな」
(いくらかお金をやるから、帰りにカミさんから貰って行きなさい)
語源としては、「くれる」が訛ったものだと思います。kureruが短縮されたものかな。
なにか欲しい時には、「けろ」といいます。
「じゃー、ぜーぶきのご採ってきたなー。なんぼが俺さけろや」
(随分キノコを採ってきたね。いくらか私にください)
ちなみに家に帰ることも「ける」と発音しますが、こちらはkaeruが短縮されたものです。
「さっ!くれぐなってきたがら、えさける」
(さあ、暗くなってきたから、家に帰えろっと)
畑でお百姓さんから「こいずけっから持ってげ」と言われたら、怪訝な顔をしていないで素直にもらいましょう♪