時、うつろいやすく

日常のたわいもない話…
だったのが、最近は写真一色になりつつある。

奮い立つもの

2015-12-28 00:30:55 | 仕事

はなから設計期限がない物件。

超特急でさばかないと間に合わない物件。

これは意外と燃えるものがある。

不可能を可能に変える歓びがある。

アドレナリン全快でふつふつとやる気が湧き上がる。

難敵ゆえに倒しがいのある相手だ。

多少無理してでも体へのダメージは少ない。

一方、こっちの都合で先延ばし、先延ばしした物件。

これはキツイ。

おなじ切羽詰った状況でも置かれた状況がまるで違う。

燃えるものがない。

負い目があるのでアドレナリンが出てこない。

脳内に放出されるのはモヤモヤのドロドロの腐ったような物質である。

心底滅入ってしまう。

やりたくないよーーー

と、逃げたくなるような状況が今年は二回あった。

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18時間

2015-12-24 13:02:36 | 仕事

本日休業。

ひと月ぶりの完全休養をとる。

これだけがむしゃらに仕事をするとさすがに仕事の方が底をつく。

今年中に片づける物件はほぼ無くなった。

あとは残務を少々こなすのみ。

それでざっと今年の売り上げを計算してみる。

うんうん、順調である。

あと〇万円稼げば目標に達成する。

時間に直すと18時間。

それだけ働けばよい。

残り一週間で18時間。

天国のような一週間である。

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すみませーーーん

2015-12-18 21:11:49 | 仕事

今朝10時50分。

ベットの中。

眠くて起きれない。

寒くて起きれない。

ここ一か月無休で働いた。

とくに今月は土曜、日曜含めて一日平均12時間以上働いている。

そろそろ限界だ。

今日は昼まで寝よう。

今朝は珍しくなにもない。

ここんとこ朝の検査が続いた。

今日は検査はない。

思う存分に・・・!

ん?

ん?

あれ?

あっ!

たしか。

なにーーーーー!!!

今日も検査だった。

K邸の完了検査。

たしか10時半。

慌てて1階に降りる。

携帯を見る。

10時45分に着信あり。

現場担当者からの着信。

すぐさま電話をかける。

「すみませーーーん。風邪ひいていけませんでした」

それしかいえない。

検査はすでに終わっていた。

幸い指摘箇所なし。

検査官は現場でまだ私を待っているらしい。

「すみませーーーん」

それしかいいようがない。

苦しそうにすこししゃがれ声で、

「すみませーーーん」

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カプセルベット

2015-12-11 00:15:08 | 仕事

ちいさな社宅を設計している。

そこにフィリピンの若い女性を九人住ませるという。

別にやましい意図があるわけではない。

彼女たちは日本で農業に従事する健全な出稼ぎ労働者である。

当日、農家のオーナー家族三人と建設会社社員二人と私とで間取りの打ち合わせを行う。

早々に先日見たテレビの『ビフォーアフター』の話になる。

そこに登場する匠の箱型二段ベットが好評だったという話になる。

オーナー家族と建設会社社員はその番組を見ていた。

私は見ていない。

見る気もない。

オーナーからそのお気に入りの二段ベットの写真をiPadで見せられる。

なるほど、こざかしい。

しかし、見た者(オーナー家族と建設会社社員)の評価は極めて高い。

絶賛である。

みな口々に、「これいいよね、これいいよね」という。

みな口々に、「これカプセルホテルみたいだよね」という。

そして、「ここで生活もできるよね」といいだした。

こんな狭いところで、子供じゃあるまいし。

そこで、私は思わず「アウシュビッツみたいですね」といいそうになる。

グッとこらえる。

こらえてよかったと思う。

しかし、この狭い箱の中で、異国の成人女性が9人横になっていたらそりゃ異様だよ。

怖いよ。

哀れだよ。

でも、そこは異議は唱えず、パクることに賛同する。

ただし、

「法令に抵触するかもしれないので、家具として作ってください。図面には描きません」

といって、カプセルベットの件には関わらないことにした。

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「激昂の男」プロジェクト

2015-12-10 11:09:33 | 仕事

「激昂の男」から電話があった。

別名「急かし屋」。

彼は常軌を逸した「急かし屋」である。

激昂の男 「図面、まだね。急いでっていうたろうが」

私 「昨日たのんで、あがんふとか建物の一日で描けるわけなかろうもん」

と、逆切れした。

夢だった。

いずれにせよ、今日か、明日には催促の電話があるだろう。

そもそも、たとえ計画図でも2億を超える建物が一日二日で描けるわけなかろうもん。

でも、私は今日一日で描き上げる予定である。

後が詰まっている。

これを片づけないと気分が優れない。

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広島支店改修計画

2015-12-02 00:39:26 | 仕事

昨年の秋、某大手のガス会社から設計依頼を受けた。

設計といっても修繕図面程度の簡単なものだ。

「広島支店の室内改修をするので、現況の平面図と改修後の平面図を書いてくれ」

とのことだった。

現況平面図は一日で作成した。

「改修後の平面図は間取りが決まったら書いてもらいます」

とのことだった。

そして、

「経理上の理由でとりあえず先に支払いは済ませます。請求を起こしてください」

と、いわれた。

間取りが2~3回変わるのを想定して15万円請求することにした。

まあ、5日もかからんだろう、という読みである。

ひと月後、ちゃんと15万円は入金されていた。

さて、そこからプツリと連絡がない。

なにもいってこない。

もう一年が過ぎてしまった。

改修計画自体がとん挫したのだろう。

一日で15万円。

美味しい仕事だった。

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今日の間違い

2015-09-18 15:09:34 | 仕事

娘がいるときは娘のチェックを受ける。

今日のめぼしい指摘箇所。

建築主の住所間違い。

 

[誤] 福岡県糟屋郡粕屋市大字仲原

[正] 福岡県糟屋郡粕屋町大字仲原


「郡」の下に「市」はねえだろう。

それにしても、同じ「かすや」で郡と町で漢字が違うのはなぜだろう?

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黄金の雨とい

2015-07-29 12:23:37 | 仕事

奈良時代(859年)に建立された京都・石清水八幡宮の雨とい。

写真左側の箱状のものが雨といだがこれは「黄金の雨とい」ではない。

オリジナルは1580年の修復の際、織田信長が秀吉に命じて寄進させたもので、

形状は半円形、金に銀、錫、銅を混合した合金製だったという。

現存するらしいが、一般には公開されていない。

ゆえに「幻のとい」と呼ばれている。 

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日本最古の雨とい

2015-07-29 11:34:53 | 仕事

奈良時代(733年)に建立された東大寺三月堂の雨樋。

写真中央の箱状のものがそれ。

材質は木である。

そもそもは谷樋だったが、現在は屋根に谷が無くなり樋の機能はしていない。

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130年前の雨どい

2015-07-29 00:16:38 | 仕事

この時代から雨どいはあった。

軒どいも、呼どいも、竪どいもある。

銅製なのだろうか?

時代を考えると垂れ流しでも良さそうなんだが。

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