先月、家にあった『AKIRA』を15年ぶりに読み直した。
1巻を読み始めてまもなく、あまりの出来栄えに本をとじる。
こりゃいかん。
こんな色褪せた本で読むのはもったいない。
そう思い、一巻を新たに注文することにした。
(一巻以降は割かし綺麗にしていた)。
いかに『AKIRA』といえども30年も昔の漫画である。
その間に漫画は確実に進化してきた。
画力もストーリーも今の漫画のレベルは相当に高い。
それに目が肥えてしまっているだけに期待はしていなかった。
当時は気づかなかったアラが露骨に見えてくのではないかと危惧していた。
それがどうだ。
なんやねん、このクオリティー。
紙は色褪せても中身はまったく色褪せていない。
それどころか、完成度は現代をもってしても最高クラス。
不動の傑作だ。
全巻(1~6巻)
独 創 性 ★★★★★
ストーリー ★★★★★
画 力 ★★★★★
文 章 力 ★★★★★
人物描写 ★★★★★