有名な「霧のロンドン」、日曜日に初めて本格的なのを体験した。Notting Hill Gateにある紅茶屋へ出掛けたときのこと。
この紅茶屋は、とある本で興味を持ったので訪ねてみた。店の前には客の車と思しきポルシェ。何となく良い予感。お店の方の対応も良く、日本へのお土産用に紅茶を新たに20缶ほど詰めてくれるようお願いしたところ、びっくりしながらも快く応じてくれた。店内を見回すと、客層も非常に良い感じで、有名ホテルのAfternoon teaより知名度が低い分、Londonを良く知るupper middleが主な客層になっているように思われた。次回は是非、スコーンにたっぷりクローテッドクリーム&ジャムをつけながらAfternoon teaを楽しみたいものだ。
さて、買い物を終えて店の外へ出ると、既に日が暮れて暗くなっている上に、10数メートル先もはっきりとは見えない程の霧。そのおかげで街がとても美しく見える。霧の濃い道を、グラハムスミスの帽子を被り、ブーツのヒールでカツカツと音を立てて歩いていると、まるで映画の主人公にでもなったような気分。
帰ってからBBCのHPを見てみると、相対湿度は99%!この霧でヒースローやガトウィック空港では欠航が相次いだとか。美しいけれど、なかなかの曲者でもあるようである。