2件目はPaul A. YoungというChocolatier(http://www.payoung.net/)。Angel駅からすぐにあるアンティーク店街の中にある。外観がアンティーク店のようで、最初は気がつかなかったくらい。
お店に入ると、カカオの香りが鼻腔をくすぐる。期待に胸が膨らむ。ばら売りのチョコレートも非常に美しい。英国もそしてフランスの多くのお店でさえ、よく経験するのは、味はそこそこ美味しいのだけれど、プレゼンテーションがとても大雑把、というものだ。
しかしこのお店はプレゼンテーションも大切にしているとのこと。味とプレゼンテーションの両方がかね備わって本当に美味しい製品になるのだ、と店員さんも仰っていた。その言葉通り、パッケージもモダンだが美しいし、箱も、チョコレートの一粒一粒もフランスやベルギーのChocolatierに引けをとらない。
今回は15粒のアソートを購入。原料のチョコレートはValrhonaとAmedeiのものを使用し、地下にある製造所で製品化しているとのこと。また、ホットチョコレートを店頭で販売していて、それを試飲させていただいた。 これが、milkではなく水で溶いたホットチョコレートで、milkでコクを出すようなことをせず、チョコレートそのものの美味しさを伝えようとしている、とのこと。その試みは見事成功していると感じた。非常に濃いチョコレートなのに、後味がすっきりしている。