Que ma vie est belle!

私とは、美しいもの、美味しいもの、楽しいものの集合体。

おはぎ

2008-09-21 17:09:47 | パティスリー

日本ではお彼岸と聞いて、日曜日の運動まで、ピカデリーサーカス近くの和菓子屋へおはぎを仕入れに出向いた。

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ついでにお煎茶も。煎茶は掛川あたりのものだったけれど、意外と最初の甘みがあって、また静岡茶らしい渋みも感じられ、美味しかった。日本人だなぁ、と実感する瞬間。


フランスの不思議

2008-09-21 17:01:26 | ロンドン

先週のオケの練習の後、飲み会でロンドンの美味しいもの屋さんの話をしたからか、久しぶりにLa fromagerieへ行きたくなった。

Dijon出身のおじさんに、今日はロックフォールが欲しい、と話しかける。目の前には、有名なロックフォールパピヨンも勿論あるし、そのほかのロックフォール、ブルーチーズも。。。おじさんの説明が始まる。このパピヨンはBioで、しかもイギリスや他の国と違って(某やんごとなき方のBio製品もフランス基準ではBioといえないのだそう)、フランスのBioは基準が相当厳しいのだという。すなわち、使う羊乳をはじめとした原材料がBioであるだけでなく、羊を育てている土地の地下30m(だったかな?)にわたって土壌調査をし、重金属汚染されていないかなども充分に確かめられてはじめてBioを名乗ることができるのだそうだ。日本ではロックフォールパピヨンといえば黒い包み紙がお馴染みだけれど、同じロックフォールパピヨンでもBioは白い包みになっている。

フランスという国は不思議である。ラテン気質が入って、かなりいい加減な国(某鉄道会社のように、「今年弊社の列車は86%が定刻に走りました!」の定刻が±30分、それなのに”たった”86%を誇らしげに宣伝していた)のように思われるときもあれば、今回の法律や、某ブランドに見るような徹底した品質へのこだわり等、時に日本と同等以上の緻密さ、厳密さに出会ったりもする。

その不思議な混合体であるところのフランスという国に魅力を感じてしまうのだろうな。いつか知人が言っていた、「決して手の届かない溝」の存在が、私にとってあの国を何時までも「憧れの国」としているのだろう。