ティル・フェルナーのピアノで、
Beethoven: Piano Sonata No 13 in E flat, Op 27 No 1 (Quasi una fantasia)
Schumann: Fantasie in C, Op 17
を聴いた。
ロンドン在住中に彼のベートーベンソナタ全曲演奏会を聴いたこと、納得できなかった回では、パリまで行ったこと、その時ガボーホールでお互いにコンサートホールから締め出されたこと(時間になってもホールが開かなかった)。。。など、懐かしく思い出しながら聴いていた。
彼は決して技巧的でなく、なんとなくミスタッチも多い気がするのだが、なぜか聴いてしまう。音楽の波長が合うのだろうか?生まれてこのかた和解していないシューマンであったが、今日の彼の演奏に、もしかしたら、そろそろシューマンともお近づきになれるのではないか、と感じることができた。ありがとう、ティル。
ホテルに戻って、キーシンの演奏で同じ曲をYouTubeで聴いた。キーシン、すごいな。でも、ティルがいなかったら、この曲を聴こうと思わなかっただろうから、二人ともに感謝!