キーシンのピアノリサイタル。今年はリストの生誕200年、ということでオールリストプログラム。
前半の2曲目、ピアノソナタB minor。とても静かで不気味ですらある最初と最後が印象的、たとえ生まれて初めてこの曲を聴くとしても、ここで静寂を乱してはいけないことくらい分かるのでは?ーと思うのだが。
クラシックに限らず、曲を聴いていると自然と呼吸がその曲に合ってくるものと思うが、ピアニッシモになっても、平気で咳をしたり(しかも切迫した感じの咳ではなくて、咳払い、のような)、音を立てたりする人が少なからずいることに驚いた。彼ら、彼女らは、本当に曲を聴いているのだろうか?
音楽性は相当怪しいく、ピアノを習いにいっても、全然的外れな演奏をする(演奏以前?)私ではあるが、それでも、音楽を聴いていたら、自然と自分の呼吸が音楽に寄り添うくらいの感覚はある。
友人のピアニストにこの話をしたら、「ショパンはイギリス人を「音楽音痴」と言い切った、また「彼らの耳は木でできているのではないか」と誰かへの手紙に書いたらしい」と教えてくれた。
なるほど、でも、木よりはましだと思う。最後の「ヴェネチアとナポリ」の、まるでオリンピックかサーカスかというような超絶技巧には拍手喝采だったから。
それにしても地下鉄が止まっていて、音楽の余韻どころではなかったから、私も平均的イギリス人に文句も言えないか?
前半の2曲目、ピアノソナタB minor。とても静かで不気味ですらある最初と最後が印象的、たとえ生まれて初めてこの曲を聴くとしても、ここで静寂を乱してはいけないことくらい分かるのでは?ーと思うのだが。
クラシックに限らず、曲を聴いていると自然と呼吸がその曲に合ってくるものと思うが、ピアニッシモになっても、平気で咳をしたり(しかも切迫した感じの咳ではなくて、咳払い、のような)、音を立てたりする人が少なからずいることに驚いた。彼ら、彼女らは、本当に曲を聴いているのだろうか?
音楽性は相当怪しいく、ピアノを習いにいっても、全然的外れな演奏をする(演奏以前?)私ではあるが、それでも、音楽を聴いていたら、自然と自分の呼吸が音楽に寄り添うくらいの感覚はある。
友人のピアニストにこの話をしたら、「ショパンはイギリス人を「音楽音痴」と言い切った、また「彼らの耳は木でできているのではないか」と誰かへの手紙に書いたらしい」と教えてくれた。
なるほど、でも、木よりはましだと思う。最後の「ヴェネチアとナポリ」の、まるでオリンピックかサーカスかというような超絶技巧には拍手喝采だったから。
それにしても地下鉄が止まっていて、音楽の余韻どころではなかったから、私も平均的イギリス人に文句も言えないか?