友人とそのだんな様、お嬢さんがロンドンを訪ねてくださった。ランチをご一緒した際に、寝台列車の時間までどんな風に過ごそうかと相談を受けたので、バービカンでの演奏会をご紹介した。だんな様がクラシックファンとのことで、チケットを入手。
コリン・デーヴィス指揮、ロンドン交響楽団、アンネ=ゾフィー・ムターのVnでドヴォルザークのVn協奏曲、ヤナーチェクのグラゴル・ミサ。
女流ヴァイオリニストの中では結構気に入っている、ムター、ヤナーチェクは昔シンフォニエッタを大学の先輩から紹介され、その独特の音階が好きで良く聴いていたので、グラゴル・ミサとはいったいどんな曲なのだろう、という興味で聴いた。
ドヴォルザークは、第一楽章、中間部分で、どうも音程が安定していない?というような部分があって、ムターなのに。。。と思われた。第二楽章は、ちょっとドヴォルザークにしては洗練されすぎているような気も。第三楽章は快活で楽しく聴かせてもらった。ムターにはどうしても期待が大きくなってしまうので辛口かしらん。
後半のグラゴル・ミサは、え、もうお終い?という感じであっという間だった。シンフォニエッタほど親しみやすい感じもせず。また、独唱者もメゾソプラノとバスは活躍の場が殆ど無くて気の毒。声質は嫌いじゃなかったのだけれど、あまりに歌う部分が少なすぎる。
それにしても、日本から到着したばかりでお疲れの友人ご家族をお誘いするにはちょっとお粗末だったか知らん。ごめんなさい。