プロムスも残すところあと1週間を切ってしまった。今年は去年に比べあまり熱心に通わなかった。なんだかんだと言いつつ、パリやヴェルビエ、ヨーテボリに行ったり、終わった後になるけれど、ルツェルンにも行くし。。。
さて、今日は夜遅く(22時)の部。ヘンデル、ヴィヴァルディ、テレマンなどなど。昔カストラートが歌っていた役はカウンターテナーが。最初すこし声が出ていない感じで、やっぱりカウンターテナーって限界あるのかしら、と思っていたけれど、2曲目くらいから声も出てきて、ソプラノの恰幅の良いおばさんと良い掛け合いをしていた。このカウンターテナーとソプラノの漫才のような歌も私は楽しく見ていた。しかし、友人はどうもこのあまり品が良いとは言えない掛け合いが気に入らなかったらしい。繊細な人なのね。
フルート(木製のよう)、リコーダーと弦楽器のためのコンチェルトは、ヴァイオリン(指揮者)がなかなか特徴のある演奏で面白く拝見した(なんだか力が入ってパロディ的)。ヴァイオリンの演奏自体は、同様にソロパートを弾いたコンサートミストレスのほうが上手かったように思うけれど。
22時からだったというのにアンコールも演奏されて、終わって外に出ると、雨も止んでちょうど良い塩梅。すっかり秋模様のロンドンである。