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Julia ときどき R, Python によるコンピュータプログラム,コンピュータ・サイエンス,統計学

不要な無作為化

2013年07月17日 | ブログラミング

無作為な標本(データ)を得ようとするために,過剰な(不要な)操作をしすぎ。

pas <- runif(10,0.2,0.8)
pbs <- runif(10,0.2,0.8)

s <- sample(1:10,1)
pa <- pas[s]
pb <- pbs[s]

というのは結局は

pa <- runif(1, 0.2, 0.8)
pb <- runif(1, 0.2, 0.8)

と同じ。

つまり,
無限母集団である 0.2~0.8 の範囲の一様乱数を 10 個得て,
その中の無作為な 1 個 s <- sample(1:10,1) を取り出す pa <- pas[s]
というのは,
無限母集団である 0.2~0.8 の範囲の一様乱数を 1 個得るのと同じであるということ。

シミュレーションは,現実を「シミュレート」するものではあるが,馬鹿丁寧に[シミュレート]する必要はない。

まあ,実行時間は問題になるようなレベルの話ではないが,プログラムを読む人の負担を考えれば,どうかな~と思う。

まあ,最適化されたプログラムの方が分かりにくいではないかといわれれば,しかたない。対話できませんね。

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