風の生まれる場所

海藍のような言ノ葉の世界

空や雲や海や星や月や風との語らいを
言葉へ置き換えていけたら・・・

高次脳機能障害の快復

2009年11月21日 08時17分57秒 | エッセイ、随筆、小説





周囲の人、
うちの家族はあてにはならないので、たとえば長年の友人や信頼できる人数人に、
私の症状や特徴を理解してもらい、ひきこもりにならないように、
けれど過度の疲労を感じさせない程度に、外出や食事や買物に付き合ってもらったりしている。

私の場合、小さなことから大きなことまでにおいて「待つ」作業は(カフェなどは例外)苦手なため、
一週間後という約束をしたところで、すべてをドタキャンしてしまう。
そのかわり、前日の夜や当日の朝に、支度をする時間がちょうどよい具合に約束時間が設定されると
行動や作業が想像以上にスムーズに運び、高次脳機能障害についても目立たないように感じる。

ヨットという究極の体育会系のクラブに所属しているせいか、
裏方とはいえ、人の役に立つ、人に信頼される、人に頼りにされることが新鮮で、
なによりも心の平静を保つ結果へと結びついている。
過度の期待は重荷になるが、それでも仲間がいるという存在は、
そこに他の障害者も参加しているために、いままでとは違った視点で物事を見る上では役立っている。

連休明けは高次脳機能障害における区の取り組みや
慢性期以降におけるリハビリに特化した医師との会談を予定している。
弁護士の解任、また新たな弁護士との協議など交通事故における処理業務は今尚継続しているが、
5年かけて徐々に味方になってくれる方々との出会いがあるからこそ、
私はひとりでも諦めずに、今後も、納得する結果を得るまで頑張ろうと思えるのかもしれない。
願わくば、私のケースが前例となり、後に続く方々、被害者にとって、
多少の力になることを祈りながら。

素敵な連休を。