Airfixの新金型になったブリストル・ボーファイターを作りました。ボーファイターは1939年から1960年まで使われた息の長い飛行機で、原型となったボーフォート雷撃機から派生した重戦闘機として開発されました。戦闘機としては運動性能などが不十分で、むしろ戦闘雷撃機やロケット弾を装備して船舶攻撃等に多用され6,000機も生産されました。TFXはTorpedo fighter 10型ということで、低空性能を高めたハーキュリース17エンジンを搭載していました。ボーファイターはやはり多用途で全木製、俊足を誇ったモスキート戦闘爆撃機などに比べると地味で馴染みがありませんが、英国ではかなり信頼されていた様でHendonの英国空軍博物館にもノルマンディー作戦時のinvasion stripeを施したボーファイターが陳列されていました。ダックスフォードの空軍博物館でもレストア中の物がある様です。長距離型は翼内の機銃が燃料タンクになっており、胴体下部に20mm機関砲4門と後部銃手用の7.7mm機銃があり、27kgロケット弾8発か、110kg爆弾x2またはマーク13魚雷1を搭載しました。
英国空軍博物館に展示された実機(rakitarou撮影) ボーファイター TFX 1/72 Airfix 14気筒1200馬力のハーキュリースエンジンを2機搭載
模型はAirfixの新金型で殆ど問題を感ぜずに作れる良い作りで、出来上がりも実機に近く、素晴らしいものです。Fockewolf190との2機セットを購入したので必要とされるアクリル系の塗料10種類と筆も2本付いて、Dog fight中の状態を製作しても良い様にスタンドも付いている「お得セット」です。塗料は普段使っているグンゼ系のラッカー塗料を使ったので、上面エクストラダークシーグレー、下面ダッグエッググリーンでスプレー塗装しました。翼端灯もクリアパーツで再現されていて操縦席内も精密であり見栄えが良いです。古い金型のAirfix モスキートを並べてみました。
水平尾翼の上半具合も正確に再現されるよう模型が設計されているのが良。