ディスカバリーチャンネル 深層解明Xファイル「売春宿」(3/17、3/19、3/20、3/22)
番組説明(ホームページから-赤字強調はrakitarou)
「今回調査するのは秘密だらけでスキャンダラスな場所、売春宿だ。売春宿は大昔から存在するが、いつも禁断の場所として社会の片隅で存在してきたと思われている。しかし19世紀、ニューヨークなどの街は売春宿だらけでセックスがビジネスとして盛んだったのだ。そして戦時中は米軍やナチスが売春宿を利用していたことも明らかに。そんな売春宿の始まりは意外な場所だった。」
ディスカバリーチャンネルというのは科学的検証に基づいて非常に興味深い内容の番組が多いのですが、たまたま見ていたこの番組は日本における慰安婦問題を語る上でも非常に有用な内容でした。曰く「米軍は第二次大戦中においても売春宿の有用性を重用視し、一部に売春禁止を訴える動きがあったものの、むしろ奨励する方向で軍は動いていた。特に売春について法令が甘かったハワイ州においては兵士達への利用を進めていた。あまりの盛況ぶりに一人について、3ドルで3分しか売春婦と過ごす時間が持てず、十分に果たせなかった兵士には次回も使えるクーポン券が渡されたほどであった。軍は性病予防のための各種パンフレットを作成して兵士達に配布し、正しい売春宿の利用を促した」としてパンフレットの実物も紹介されていました。
この米軍が行っていた売春宿を利用する制度は日本軍が行っていた慰安婦制度と全く同じ物であり、軍の関与の仕方も全く同じだということを示しています。番組では第二次大戦中のドイツにおいても売春宿が多いに利用され、諜報活動の場としても活用されたという実例が紹介されています。
面白いのは売春制度というのが、古くは古代ローマやギリシャの宗教的儀式の一環として行われていた、というもので古代神殿には多くの売春目的の小部屋が発見されているということ、また中世キリスト教においては教会が売春宿を経営し、そこを利用した客が懺悔のために教会を訪れることで2重の儲けとなって教会は濡れ手で粟の利益を挙げていた、という事実を紹介していたことです。
よくまあキリスト教圏のテレビ番組でこの内容を普通に放送できるものだと関心しますが、これを見た米国人も「まあそんなものだろう」と納得しているということなのだと思います。
次期大統領とも目されるヒラリー・クリントンは日本の慰安婦を性奴隷などと呼び、必要以上に日本を貶め犯罪者扱いにする輩です。またオバマ大統領も慰安婦問題に対して吐き気がするような犯罪と断罪して韓国が主張するありもしない冤罪を真実であるかのごとく扱います。これらの背後にある思想は明らかに「日本人に対する差別意識」であることは明らかです。
日本人が欧米の人種と同等に優秀であると認めることは許さない、道徳的に家畜以下の下賎な民族である」とどうしても規定しておきたい、という差別意識が「バブル崩壊以降に国家が破綻企業を救済しようとしたことを<資本主義では許されない不正だ>と上から目線で糾弾したり(その実自分達がバブル崩壊したときには国家が救済した)、自分達も行っていた戦時慰安婦制度を日本だけ性奴隷などと批判したりするのです。
米国で実際に生活してみると、勿論個人的には公正で人種の別なく接してくれる人たちは沢山いますが、社会としてみると黄色人種や日本人に対して蔑視や偏見は多数感じる所がありました。それは黒人問題でさえ現在あれだけ問題になっている状況からも容易に想像できます。
欧米人が戦後秩序に絡めて日本人を「悪人」としておきたいという思惑はある程度仕方がないと思います。世の中はそんなものです。しかし日本人自体がそれを「正当な評価」であるが如く受け入れる必要などありません。誤りは誤りであると堂々と証拠を挙げて主張してゆくことが最も大切なことであると確信します。と同時に我々自身もアジアやアフリカの国々に対していわれのない偏見を抱いていないか十分に自省する必要もあるでしょう。
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