(つづき)
落書きをしていたら いつしか眠ってしまったらしく 気がつくと午前2時をまわっていた。
「バサバサッ…バサッ…」
ふいに鳥の羽ばたく音がした。
その音はだんだん大きくなり、窓のすぐ外のあたりまで近づいてパタリと止んだ。
「もしかして!」
直感で あの合鴨が帰ってきたのだと思った。
小窓より外をのぞくが、外は暗くてよく姿が見えない。
僕は「合鴨かい?」と暗闇に向かいたずねてみた。
すると短い沈黙のあとに「よくわかったね」という返事が返ってきた。
僕は慌ててクローゼットを出ると ベランダより外へ出た。
(つづく)
落書きをしていたら いつしか眠ってしまったらしく 気がつくと午前2時をまわっていた。
「バサバサッ…バサッ…」
ふいに鳥の羽ばたく音がした。
その音はだんだん大きくなり、窓のすぐ外のあたりまで近づいてパタリと止んだ。
「もしかして!」
直感で あの合鴨が帰ってきたのだと思った。
小窓より外をのぞくが、外は暗くてよく姿が見えない。
僕は「合鴨かい?」と暗闇に向かいたずねてみた。
すると短い沈黙のあとに「よくわかったね」という返事が返ってきた。
僕は慌ててクローゼットを出ると ベランダより外へ出た。
(つづく)