(つづき)
丑三つ時。
草も木も 全てが眠りにつき、静まった真夜中にその鳥の話は続いた。
「スカイツリーから飛び立って、不器用なりに どうにかこうにか飛び続け、三日ほど経つと あの神の島に無事辿り着くことができました。
島の浜辺には 神様が待ってて下さって、私は到着するなり『青い鳥にして下さい』と頼んだのです。
しかし神様は あっさりと『幸せの青い鳥はいませんよ。あれは物語のなかの話です』とおっしゃったのです。
私はショックと疲れで、その場に倒れてしまいました」
(つづく)
丑三つ時。
草も木も 全てが眠りにつき、静まった真夜中にその鳥の話は続いた。
「スカイツリーから飛び立って、不器用なりに どうにかこうにか飛び続け、三日ほど経つと あの神の島に無事辿り着くことができました。
島の浜辺には 神様が待ってて下さって、私は到着するなり『青い鳥にして下さい』と頼んだのです。
しかし神様は あっさりと『幸せの青い鳥はいませんよ。あれは物語のなかの話です』とおっしゃったのです。
私はショックと疲れで、その場に倒れてしまいました」
(つづく)