(つづき)
ベランダに出ると 外は燻り続ける籾殻の煙が充満していて目がしみた。
涙目になる僕を笑いながら 合鴨は羽をばたつかせ、僕の方へと流れてくる煙を向こうの方へはらいとばした。
煙たさもなくなり、暗闇にも目が慣れてきた。
改めてベランダの柵にとまる合鴨に目をやると そこには合鴨ではなく、そして青い鳥でもない一羽の大きな鳥がとまっていた。
(つづく)
ベランダに出ると 外は燻り続ける籾殻の煙が充満していて目がしみた。
涙目になる僕を笑いながら 合鴨は羽をばたつかせ、僕の方へと流れてくる煙を向こうの方へはらいとばした。
煙たさもなくなり、暗闇にも目が慣れてきた。
改めてベランダの柵にとまる合鴨に目をやると そこには合鴨ではなく、そして青い鳥でもない一羽の大きな鳥がとまっていた。
(つづく)