似てない。

欲は負をつくる。本来それに耐えて超えるパワーが欲を得る。ひとさまの欲を自分に引き込むことはない。

似てない（コドモは右往左往）。

目的に向かう意思が成立させるそれぞれの真実のどれが事実なのか誰も特定できないことは『羅生門』だけではないだろう。辞職大臣があのウツクシイ日本はどこへ行ったんだ親殺し子殺し横行だミタイなことを言ったらしい。このくちぶりはよく聞くが、猟奇事件は昔から少なくはなく表に出なかったという文章をかなり以前から随所で私は読んでいる。その随所というのが偏っているかもしれない。引用が鼠算的に広がる南京大虐殺などについては原典を繙けといっても、目的に向かっては原典が事実かという話にもなるだろう。

肉親や自分についての決定的な判断を医者がするとき、徹底的に自分で調べてそれを覆したり納得を得ることのできる人はいて、環境は国会図書館とネットで十分だという。だれだって自分か大事な人間の生死にかかわる問題なら疑問を感じることはあると言うかもしれない。私は違ったし、これからも違うだろう。情報の取捨選択力や語学力その他の教養的問題に加えてたぶん壊滅的に権威に弱いのだろうしその前か後ろに愛や想像力の問題がある。数年前に猫の里親さんの勧めでハルバル？甲状腺の専門病院に行き、ほっといていいよと言われたのと類似の検査結果について先日地元の診療所で要注意と言われ、専門病院の話はさらりと流された。

前段と後段は、似てない。けど連想。オトナは、取捨選択するものである。

似てる（似てない）。

似ている。ってのがクセだ。クセはスキとちゃうねんな。だけど似てると思うとちょっとうれしいんだから、スキかも。
米原万里の名が思い出せないときどうしても海原万里が先に思い浮かんでしまう。その問題と、タモリ倶楽部で児島啓介を見たら堺雅人を思い出すとか、続く番組で庄司智春を見るとエレカシが浮かぶモンダイは似て非なる話ではなくて似てない話かな。母に読み聞かせようと思って東京エキナカで買って読み始めたら無視されてつんどくになっていた寂聴インタビュー本を読みながら重箱の隅っこ隅っこでＹ子さんと寂聴さんは似ていると思う。だからなんなんなんなんなんなんだ。