10時間SP MUSIC STATIONの録画を飛ばし見。世界に誇るニッポンの歌という企画意図?が放漫に思えて順位予想も思いつかなかったクセニ、1位がセカイ(ヨルタモリで香取がそう称した歌)と出たら、やっぱりねと思うわけだ。
大ヒットした一、二年後、ある集まりで歌の時間が設定されており、車椅子上の推定30歳前後の男性がこのセカイをリクエストした。皆で歌うに合わせて、しかしそんなにもと疑うほどに力を込め、落涙寸前まで熱唱する姿に私は、好きではなかった歌の意味を思うことはあった。
録画番組内では、草剪がリリース当時の感想を問われ、彼らし過ぎると思わせるコメントを出して失笑を買う場面があった。諭すような言葉溢れる字幕を見ながら、企画と歌詞とこれを1位とした日本の時代の符合を思うのはネガティブ過ぎるかもしれない。
実際にセカイを歌い終えたときセンターにいたそのタレントは、表情をなくしていた。草剪だけが歌いながらその意味を考えていたのだと思った。