二度あることは。

2008-12-11 08:00:29 | memo。
明らかに母は私と出かけるのを楽しみにしており時間が迫るなか何だかドジを繰り返しながらも私に笑顔を向けている。あり得ない。嗚咽か号泣の前か後に目覚めるのが母の夢──ではなく、何とも呆気にとられるぼんやり覚醒の朝。もう一度見ることがあればまたもう一度見ることがあるのか。

市内にむかしお気に入りの耳鼻科医師がいた。倉本聰が俗気を抜いた風貌にアカヒゲ精神を授かったイメージ。暫くサボっていたらかなりサボることになり再び尋ねたときは建物ごとなくなっていた。薬局で聞くと、亡くなっていた。近年、駅前の耳鼻科に通った。向精神薬に詳しい医師でちょっとサボっていたら別名の内科になっていた。みずから亡くなったと薬局で聞く。その後耳鼻科には行っていない。

鼻汁は黄色粘着ではなく透明鼻水だが遠い昔からハウスダストで洟をかんでいたし片鼻もつまっていた。恣意的検索によるとここのところ続く頭痛微熱続きとはれほれウツケな倦怠感はかなりちくのー的なのでそのための漢方薬を服み併せてもいいか今度胃腸科に行ったときに尋ねることにする。
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なんでもいい。

2008-12-09 12:02:32 | 自ら援くる者以外はその在るを神も認めず。
ムカシはもう少しものを考えていたと思っていたが、きょう「あ、なんでもいいです」とすかさず答えたとき、あいさつ以上にくちなれている気がした。すこし考えたほうがいい。
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例 しんぎゃくもくせん。

2008-12-06 15:27:47 | ・ことばの尻尾踏み。
自分の思い込みと実際の用例とをすり合わせるための参考書は辞書以外は私にはない。20年ほど前、時事問題で悩ましいという形容を使うことについて変だよねえと静かに盛り上がって調べ、何もおかしくないらしいよ、ふうんと消沈し、大抵の変な言葉に関してみずからを戒めるほどでもないが受け入れるほどでもないというようなことが多くなっている。たった一例のハナシかい。

辞書に載れば市民権は得ているような感覚は得るが辞書編纂者が国語を許認可しているわけではないだろう。きょう聞いたハナシの中で目線という単語が頻繁に出てきた。目線は視線と支線死線四川支川脂腺とを耳で聞いたときに分かつために言われ始めた。のかもしれないし違うかもしれないと今ネット辞書で調べたらマスコミ用語らしい。

現在よく聞く目線の使われ方は、視線というより「目の高さ」という意味にとれる。目線と言っている人に意味を聞いてみてもちゃんと答えられないかあるいはイメージ能書き1,000文字ぐらいになるんじゃないかなあ。

たまたまきょう内田春菊コミックのあとがきの中で氏が私は使わないけどこのごろ真逆ってよく言うよねと書いている。新造語の中でも湯桶読みモノってキモチワルイ。と言うほど例を言ってみろって。
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12月5日。

2008-12-06 07:52:54 | ・ことばの尻尾踏み。
リセ風の暗く黒いバッグはがたがたと揺れ
赤いランドセルの視線は彷徨った
三人の女の子の声はどこ
そのひ道が濡れ
樹々がごんごん鳴るそらは半分明るい
東久留米市学園町の平屋のかげの一抹から
とめどなく物語が吹き出していく
ふりつもる銀杏そびえる松
すばやい影

──────
加藤周一読みゃしないが死んじゃいやだった。
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道。

2008-12-02 20:30:18 | ・ことばの尻尾踏み。
透明な灰色にくるみとられ
すくめるその身のめをうつ彩り

やっとなれてきましたか

小枝こえだが黒衣になってさしだす
ひそやかにたわわなるきらびやか

ようこそ季節へと。
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