マリリンの映画日記

エッセイスト瀧澤陽子の映画ブログです!新作映画からオールドムービーまで幅広く綴っております。

「角砂糖」

2007年08月01日 | 映画

 8月に競馬ファン必見の韓国映画「角砂糖」がやって来る。

 韓流シネマ・フェスティバル2007「ルネッサンス」で上映される一本がこの「角砂糖」。昨日、その待ちに待った試写を見てきた。

 済州島の牧場で生まれ育った少女シウン(イム・スジョン)が名女性騎手になるまでの成長を描いたヒューマンストーリーである。 幼い頃に母親を亡くしたシウンの母親代わりをしてくれたのが「将軍」という名前の牝馬。そして、「将軍」は仔馬「雷」を産むが難産の後遺症で死んでしまう。

 シウンは弟のように「雷」を愛するのだが、ある日、父親はこの「雷」を売ってしまう。この悲しみを経て、シウンは女性騎手としてデビューするのだ。

 馬好きの私はドラマの序盤から涙が溢れて、ラストでは、人目もはばからず「おーい、おーい」と号泣した。持っていたハンカチが涙で絞れるほどだった。

 「緑園の天使」「夢駆ける馬・ドリーマー」「シービスケット」を足して3で割ったような感動作品。その感動の影に、競馬業界のひずみにもチクリとメスを入れているのもドラスティック。そして、こんな素晴らしい競馬映画が韓国から登場してくれた事実に感激した。  

 泣いて、泣いて、泣いて、心の中をすっからかんにして、競走馬と人の愛の物語を堪能尽くした。馬も人も素晴らしい!!!!

 詳しくは「角砂糖」公式サイト

 http://www.cinemart.co.jp/han-fes2007/movies/movie21.html