マリリンの映画日記

エッセイスト瀧澤陽子の映画ブログです!新作映画からオールドムービーまで幅広く綴っております。

「昭和の銀幕を語る~名作、名優、名セリフ」

2011年11月05日 | 講演

11月2日、船橋市南老人福祉センターの教養講座の講師として、「昭和の銀幕を語る~名作、名優、名セリフ」の講演をしてきました。

邦画では「愛と死を見つめて」「キューポラのある街」「紅の拳銃」など、日活全盛の頃の作品。そして、昭和を代表する作品を心を鬼して絞った結果、黒澤明監督の「生きる」と小津安二郎監督の「東京物語」でした。

洋画ではアメリカ西部劇の代表的作品「シェーン」、アルフレッド・ヒッチコックの「サイコ」における主役のアンソニー・パーキンスの魅力。

デビット・リーン監督の「旅情」とキャサリーン・ヘップバーン。

ビリー・ワイルダー監督の「お熱いのがお好き」とマリリン・モンロー。この作品には最高の名セリフがありますね。もちろん「Nobody is Perfect」(完全な人間はいないよ)です。

「カサブランカ」における、イングリッド・バークマンとハンフリー・ボガート。最高の悲恋であり最高のラブロマンスです。この作品にも「here`s looking at you、kid」(君の瞳に乾杯)、ラストの素晴らしい男の友情「Louis、I think this is the beginning of a  Beautiful friendship」(これこそ、美しき友情の始まり)という伝説的な名セリフがありますね。

フランスではルネ・クレマン監督の「太陽がいっぱい」とアラン・ドロンの魅力。

デボラ・カー主演の「お茶と同情」「めぐり逢い」「情事の終わり」、ぺティ・デーヴィスの「イブの総て」と、出てくるわ、出てくるわ。

たくさんあり過ぎて、なかなか、一時間の講演では語り尽くすことができませんが、来年の3月に続編の講演がありますので、その時補足するつもりです。

で、ラストはやっぱ、「風とともに去りぬ」ですよね。南部の女の底力とたくましさを演じたスカーレット・オハラことビビアン・リー。「after all 、Tomorrow is another day」(明日は明日の風が吹く)」の名セリフをお客さまと一緒に叫んでもらって終わりにしました。

「明日は明日の風が吹く」。最高にボジティブな言葉で、元気がでますよね。

講演にいらした方から、「シェーン」のアラン・ラッドの身長の話が一番面白かったというご意見がありました。

アラン・ラッドは公表身長は175センチメートルですが、実際は165センチ弱で、身長を高く見せるために台を置いて矯正した「セッシュ」というトリックを使ったことは有名ですよね。私にとっては当たり前の情報でしたが、初めて聞く皆さんはびっくりしてました。

ハリウッドのスキャンダル本「ハリウッドバビロン」みたいな話が、実は皆さんお好きなのかしらね。



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