SENgoKU anD VISIon -乱世を追う-

風林火山

大阪歴史博物館 特別展
風林火山-信玄・謙信、そして伝説の軍師-


NHK大河ドラマ「風林火山」にちなんでの開催。大阪の前には、山梨・新潟でも開催されていたそうです。
最初に展示されているのは市河藤若宛の武田晴信書状、それまで存在を疑われていた山本勘助が実在した事を証明した資料です。ただしこの資料では「軍師」であったのかどうかは謎のままです。
吉良頼康画像 なんでこの人の画像が展示されているの?って方もいるかもしれません。実はこの画像に描かれているのは信玄と言われているからで、長谷川等伯作で有名な信玄画像は別の人物(畠山某)との説があるそうです。
上杉謙信画像(高野山清浄心院蔵) 一般的な法体姿のイメージとは違い、所々金をあしらった黒い甲冑姿。軍神のイメージに近く中々格好がよろしい。
川中島合戦図屏風 岩国美術館蔵と和歌山県立博物館蔵の2作。いずれも見ごたえがあり、前者は床几に座った信玄に馬上の謙信が斬りつける有名な場面が描かれている。対して後者は川の中両者馬上で太刀を交わすというもの。それぞれ甲州流軍学・越後流軍学に影響されているそうです。絵画的には和歌山県立博物館蔵の屏風が素晴らしい。
武田二十四将図 四天王をはじめ武田家の代表的武将がずらりと描かれている。真田一族からは信綱・昌輝そして武藤姓時代の昌幸、真田三兄弟が選ばれている。24人中3人が真田一族で占められているのは流石。

その他色々見所あり、宇佐美家文書なんて結構面白い。
実際の武田対上杉より甲州流・越後流軍学書に書(描)かれた武田対上杉(山本勘助と宇佐美定行両軍師)の世界に惹かれてしまいました。

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