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1802 佐野美術館 上杉家の名刀と三十五腰

静岡は三島
003
佐野美術館
002
特別展「上杉家の名刀と三十五腰」
期間:1月7日(日)~2月18日(日)
uesugi35
長巻 無銘 片山一文字
上杉神社蔵。刃長95.7cm。鎌倉時代、片山一文字派の作とされる。
関東管領山内上杉氏伝来。上杉憲政より謙信に引き継がれたもののひとつと考えられる。
太刀 銘 助宗 (謙信助宗)
松岬神社蔵。刃長77.2cm。鎌倉時代、備前福岡一文字派の刀工・助宗の作。
上杉謙信所用で、後に景勝に伝わったと思われる。
健全な太刀の多い上杉家蔵刀には珍しく研ぎ減っており、拵えには受け疵がある等実戦で使用した事を窺わせる。
短刀 銘 左 (弾正左文字)
刃長23.9cm。鎌倉時代、筑前の刀工・左文字の作。
慶長12年(1607)将軍・徳川秀忠より上杉景勝が賜った刀剣のひとつ。その後に、上杉鷹山が愛用した。

以下特別展示
太刀 銘 備州長船兼光/延文五年六月日 (三日月兼光)
刃長80.6cm。南北朝時代、備前長船の刀工・兼光の作。
「御重代三十五腰ノ内」「上杉景勝腰物目録」に挙げられる。

短刀 銘 行光 (名物 不動行光)
刃長25.5cm。鎌倉時代、相模の刀工・行光の作。
享保名物帳所載。織田信長所持で、酒席で気分が良くなると「不動行光、つくも髪、人には五郎左御座候」と膝を叩いて歌ったという。信長自慢の刀剣が本刀、茶器なら大名物の九十九髪茄子茶入、家臣なら丹羽長秀という事らしい。
ある時信長が小姓たちに「(不動行光の)鞘の刻み目の数を当てた者に与える」と言ったところ森蘭丸のみ口を噤んで答えなかったので尋ねると、信長より預けられた際に数えて知っており「知っているのに知らないふりをして答えるのは嫌だった」と答えた。その正直さを賞して信長は本刀を蘭丸に与えている。
その後本能寺の変で焼身となり、何時の頃からか小倉藩小笠原家に伝来した。
異説では信長の子・信雄より小笠原忠真に渡ったとされる。

上杉家の名刀の数々に加えて信長所持の刀剣まで見れて良かったです。(あと甲冑もね)
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