SENgoKU anD VISIon -乱世を追う-

2305 臨済寺 茶室「夢想庵」

雨の静岡

竹千代君・今川義元公像
竹千代は徳川家康の幼名。家康は今川義元の人質としてここ静岡で幼少期を過ごしている。

今回は家康・義元ゆかりの寺院へ。

臨済寺
山号を「大龍山」と称する今川家の菩提寺。徳川家康が人質として預けられていたことで知られる。

通常非公開の寺院で、この日は今川義元の命日での特別公開。

今川義元・氏輝坐像
今川氏輝は義元の兄で第10代当主。彼の死により義元と玄広恵探の間で花倉の乱が発生している。

太原雪斎坐像
臨済寺の2代目住持であり、今川義元の軍師的役割を担っていた。また幼少期の家康を教育したとも伝わる。

大書院
こちらでは様々な寺宝の展示がありました。

竹千代手習い之間
当時の部屋ではもちろんなく、後の時代に復原されたもの。

天井の龍図

臨済寺庭園
天正年間に徳川家康が伽藍を再建した時に築造したと伝わる。
上にちらりと写っているのが茶室。高台にあり階段を上がって向かいます。

露地

茶室「夢想庵」
内部は三畳台目
大正三年の建築で、大徳寺の南明亭(庵)を模したのだとか。

躙口


洞床の形式だが、あまり見かけない形となっている。

点前座
入隅には二重棚を釣る。

茶道口と給仕口
矩折れになっており、これは遠州の手法とされる。

円窓

茶室よりの遠望

この日は、とにかく天候が悪く大変でした。いつか再訪したいところです。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

最近の「探訪」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事