静嘉堂文庫美術館
超・日本刀入門 ~名刀でわかる・名刀で知る
期間:1月21日(土)~3月20日(月)
滝川一益所用 古備前高綱太刀(号「滝川高綱」)
鎌倉時代、備前の刀工・高綱の作。
織田信長が東国(上野)に下向する滝川一益に与えたと伝える。
附属の朱塗鞘打刀拵には織田家の家紋「織田木瓜」と桐紋が配されている。
直江兼続所用 長船兼光刀(号「後家兼光」)
南北朝時代、備前長船の刀工兼光の作。
豊臣秀吉が所持し、没後に形見分けとして直江兼続が拝領した。兼続没後に未亡人となった兼続の正室(お船)が主家である上杉家に献上した事から「後家兼光」と呼ばれた。
渋江政光所用 相州行光刀(号「渋江行光」)
鎌倉時代、相模の刀工・行光の作。
佐竹家の重臣・渋江政光が徳川家康より拝領した。
新納忠元所用 三池光世刀
鎌倉時代、筑後国三池の刀工で典太と称した光世の作。
島津家の重臣・新納武蔵守忠元が所持した事から「新納光世」と呼ばれる。
新納忠元は勇将として知られ「鬼武蔵」や一番に名が挙がる事から「親指武蔵」と称された。
本多忠刻所用 一文字守利太刀
鎌倉時代、備前福岡一文字派の刀工守利の作。
金象嵌で「本多平八郎忠為所持之」とあり徳川四天王のひとり本多忠勝の孫である本多忠刻が所持していた事が分かる。
前田利常所用 名物 日置安吉短刀
南北朝時代、筑前の刀工安吉の作。
享保名物帳所載の一振。岡山藩池田家の家老・日置豊前守忠俊が所持した事から「日置安吉」と呼ばれる。その後加賀藩藩主・前田利常が所持した。
斎藤利宗所用 海部泰吉脇指(号「松浦川」)
室町時代、阿波国の刀工・海部泰吉の作。
所持者の斎藤利宗(立本)は明智光秀の家臣・斎藤利三の子。加藤清正に使え朝鮮の役で活躍「鬼立本」と呼ばれた。
訪れたのが、「ぶらぶら美術・博物館」放送の翌日。その為か如何にも番組観て来ましたって方がちらほら見受けられました。
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