訪れたのは
林原美術館
企画展 「飛翔する蝶の紋ー戦陣の備えー」
期間:8月27日(土)~10月23日(日)
「池田光政所用の甲冑や刀剣類をはじめ、池田家の家紋・チョウを表した纏(まとい)や陣幕などを展示し、池田家に伝わる武家の備えの一端を紹介する。」
池田光政所用 黒漆竪矧胴具足
兜は鯖尾形兜。見方によっては蝶の羽に見えなくもない。
光政は姫路藩主で池田輝政の嫡男・池田利隆を父にもつ。その利隆が亡くなると幕府は光政が幼少であることを理由に要地・姫路から鳥取へ移封となる。後に叔父で岡山藩主・池田忠雄が亡くなると忠雄の子・光仲が幼少であった為、光政が岡山を光仲が鳥取を領する事となった。
泊蝶紋纏
白地に朱色で泊蝶紋を表す。
輪蝶紋陣幕
紫に染めた平絹に輪蝶紋を三つ白く抜いて表す。
旗「弓」「富士」「馬」
白地に朱でそれぞれ「弓」の字「馬」の字、そして図案化された「富士」山が描かれた旗。
解説文には「弓」は弓隊「馬」は騎馬隊を示すとあるが「富士」は何を示すのでしょうか。
バイオ関連企業「林原」の経営破綻の影響でこの美術館の存続も危ぶまれています。
岡山藩池田家の伝来品をまとまった形で見られる貴重な所だけに形態を変えてでも存続してもらいたいものです。
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