根津美術館
メインは高麗仏画ですが、私の興味は
【展示室5】更紗の魅力
期間:3月4日(土)~3月31日(金)
唐物文琳茶入 銘 白玉
大名物。球形をした小型の茶入。
丸屋林斎が所持していた事から「丸屋文琳」とも呼ばれる。
伝来は林斎のあと東本願寺・仙台伊達家・徳川将軍家・徳川綱吉から松平伊賀守忠周が拝領した。
瀬戸茶入 銘 天筒山
中興名物。口広手の名の通り口が広い。黄釉のなだれが肩から掛かるのが見所。
天筒山とは越前朝倉義景の城があった場所ではあるが、義景所持ではないそう。
小堀遠州所持で、その後は酒井讃岐守・土屋相模守そして松平不昧と伝わった。
井戸茶碗 銘 宗及
大名物。ゆったりと開いた形の高麗茶碗。胴にはやや緑みの釉が流れ見所となっている。
箱に遠州が「井戸 宗及所持」と記しており、堺の商人津田宗及所持であった事が分かる。
堅手茶碗 銘 長崎
中興名物。丸みのある胴は総体に青みのある釉が掛かる。口縁が外へ強く捻り返された堅手では珍しい形。
京の医師・長崎昌斎が所持していた事から「長崎」と呼ばれる。その後小堀遠州が所持し、小堀家から大徳寺の孤篷庵に寄進されのち松平不昧が譲り受けた。
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