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畠山記念館
秋季展 書の美
期間:10月5日(土)~12月15日(日)
「茶の湯とかかわりの深い「和歌」と「禅」を切り口に、平安古筆や日本・中国の墨跡の優品から茶人の筆跡まで、茶席で尊重された書の作品を中心に展示し、書の美の在りかを探ります。」
一休宗純墨蹟 尊林号
一休が飼って可愛がっていた雀が亡くなった際に与えた道号を書いた一休の書。
「尊」最初の二画が雀が枝に止まった形に見せているところなど実に洒落ている。
ところで一休は、この後にも雀を飼って亡くなった時にも「葉室」の道号を与えている。そちらは京の酬恩庵(一休寺)が所蔵しているが、「葉室」にも雀の形を書いている。よほどお気に入りの趣向であったのかもしれない。
共筒茶杓 銘 吾友 小堀遠州作
やや大ぶりで撓は急。節下にソゲらしきものが見られる。
筒は遠州筆で「昭乗法印御坊まいる」背面には江月宗玩筆「吾友」と詩が記されている。
遠州と江月より昭乗に贈られた八幡名物の一本。
遠州・江月・昭乗の友情を感じるところだが、「吾友」には竹の意味もあり、茶杓を示す銘であるのは
江月の照れ隠しなのかもしれない。
老茄子茶器
茄子の形の木製茶器で、蔕の形の蓋が添う。漆で彩色を施し本当に茄子そっくりの出来栄え。
松花堂昭乗が所持した「八幡名物」のひとつ。
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