古今伝授の里フィールドミュージアム。
正確には明建神社、篠脇城、東氏館跡庭園などもフィールドミュージアム(野外博物館)の構成要素となっている。
これから紹介するのはコアとなる施設。
東氏記念館
東氏の史資料や、東氏館跡からの膨大な出土品、古今伝授関係史料、天皇の御製短冊などが展示されている。
常縁集
東常縁の家集。江戸時代に烏丸資慶・光雄が編集した。
後水尾上皇宸筆の外題が添えられている。
宗祇像
箱書きに「土佐筆宗祇賛」とある。江戸時代に多く見られる像形。
古今和歌集両度聞書(宗祇抄)
宗祇が東常縁より古今伝授の講釈の聞書を整理したもの。これは寛永十五年版本。
古今伝授(三巻)
近江三上藩主で公卿の鳥丸光栄より古今伝授を授かった遠藤胤忠が編集した。
秋風 東常縁短冊
島千鳥 宗祇短冊
落葉窓深 牡丹花肖伯短冊
禁中花芳 三条西実隆短冊
この他にも織田信長や信孝の書状。細川幽斎、烏丸光広などの短冊がありました。
和歌文学館
特別展示 「中世の文芸・連歌-“愛宕百韻”を中心に―」
期間:6月3日(水)~8月31日(月)
こちらは撮禁でしたが、
老葉(宗祇編、宗長注)
賦何路連歌(永正七年九月十三日禁裏連歌会、牡丹花肖伯発句・後柏原天皇脇句)
毛利千句注(毛利輝元の依頼による、 里村紹巴・昌叱両吟の連歌)
和歌奥義抄(細川幽斎述、烏丸光広記)
などなど見学できました。
最近の「探訪」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事