八代市立博物館
八代城址の近く人工の丘の上にちょっと変わった建物が。
「八代城主松井家の名宝」
期間:2010年10月8日(金)~11月14日(日)
「松井家は、江戸時代を通して大名細川家の家老をつとめ、正保3年(1646)から明治3年(1870)にかけて、肥後細川藩の支城である八代城をあずかった家です。この松井家には、武器・武具、茶道具、書画、能面・能装束、古文書など、大名家並の質と量を誇る文化財が伝来」(公式解説より)
松井康之所用 銀箔押尖笠形兜
銀箔押の尖り笠の張り懸に後立は兎耳。変わった意匠の兜である。奥州平定時に功あった康之に豊臣秀吉が与えたもので元は胴等もあったそうだが江戸時代に焼失している。細川藤孝の家臣である康之だが豊臣秀吉より大名に取り立てるとの言もあり、よほど秀吉に気に入られていたのであろうか?ただし大名へとの話は康之が辞退している。
松井興長 肖像画
興長死後に描かれた。画には先述の銀箔押尖笠形兜と徳川家光より拝領の緋黒羅紗段替陣羽織が描かれている。なお緋黒羅紗段替陣羽織は今回展示してありました。
興長は康之の子で父の隠居後家督を相続している。熊本藩初代藩主細川忠利の父・三斎(忠興)の隠居場であった八代城を三斎死後預かり以降1870年まで松井家が城代を務めている。
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