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1802 京都国立博物館 豪商の蔵─美しい暮らしの遺産─

京都
032
京都国立博物館
031
特別企画 貝塚廣海家コレクション受贈記念 豪商の蔵─美しい暮らしの遺産─
期間:2月3日(土) ~ 3月18日(日)
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一重切竹花入 銘 三井寺 千宗旦作
ずんぐりとした形で裾広がりの花入。裏面に宗旦が「」と直書している。
三井寺は園城寺の別名である事から利休の一重切花入を宗旦が意識して名付けたと思われるが、花入自体は似ていない。
竹茶杓 銘 一声 千宗旦作
折撓、蓮弁形の茶杓。節上に斑文が見られる。
筒には「一声 不審」と宗旦が記している。
和歌懐紙 三条西実隆筆
ある春に「雨後花」を題として詠まれた和歌。権中納言とあり実隆がその任にあった文明12年(1480)~延徳元年(1489)に詠まれた事が分かる。
ちなみにこの時期文明19年(1487)4月に宗祇より古今伝授を受け始めている。

この他、豊臣秀吉消息や一入の黒楽茶碗「数寄太郎」、若冲の筍図などなど。
廣海家は大阪府貝塚市の旧商家だそうで、今回はそのコレクションが京博に寄贈された記念に開催された企画。貴重なものが拝見出来ました。
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