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2111 鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム 鶴岡八幡宮の名刀


鎌倉文華館

特別展「鶴岡八幡宮の名刀 -歴史に宿る武士の信仰―」
期間:9月1日(水)〜12月5日(日)

沃懸地杏葉螺鈿太刀 甲、乙
国宝。一般に「衛府の太刀」として知られる二口の太刀拵。刀身は無銘である。
『集古十種』『新編相模国風土記稿』によれば源頼朝所用と伝う。
北条氏綱奉納太刀 3口(銘相州住綱広・綱家・康國作)
銘は表に「奉納八幡宮御宝殿北條左京太夫平氏綱」、裏に「天文七戊戌年八月二日所願成就皆令満足(以降作者名)」とある。拵は黒地金蒔絵桐鳳凰紋様の太刀拵
北条氏綱が三人の刀工(綱広、綱家、康国)に命じて打たせた太刀に拵を付けて天文七年(1538)鎌倉の鶴岡八幡宮に奉納した。そのうち綱広はもと正広と名乗っていたが、この太刀献上の恩賞により北条氏綱より「綱」の字を授けられ改名している。
大太刀 銘 鎌倉鶴岡八幡宮寄進者也 本多弥八郎正信 天正廿年壬辰八月十五日敬白 大納言家康卿武運長久殊者 今度唐入早速御開陣 丹誠旨趣仍如件
刃長134.4cmの大太刀で天正20年(1592)徳川家康の家臣・本多正信が鶴岡八幡宮に奉納した。
この年、朝鮮出兵が始まっており本多正信の主君・徳川家康も肥前名護屋に在陣している事から納められたのであろう。
朱漆弓
国宝。約2mの弓で全体に朱漆が塗られている。
『新編相模国風土記稿』によれば、源頼義が当社(鶴岡八幡宮)勧請の時、石清水八幡宮の神宝を申し下して奉納したとある。
紺糸威四所栓挿胴丸鎧
盛上本小札の紺糸威の胴丸で、随所に太田桔梗金物が付く。
太田道灌が鶴岡八幡宮に奉納したとされるが、時代は下る。太田家が道灌名義で後年奉納したものか?

他に歴代徳川将軍(吉宗・家重・家治・家斉)奉納の太刀や明治天皇寄進の太刀など拝見しました。
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