長浜城歴史博物館
浅井長政と菩提寺・養源院-浅井三代の興亡と江戸時代へ続く浅井氏の系譜-
期間:7月16日(土)〜9月5日(月)
浅井長政像
束帯姿で太刀を佩き、右手に笏を持って上畳に坐す姿の長政像。長政像は概ね徳勝寺本と高野山持明院本の二系統に大別されるが、そのどちらとも異なる。
寛永9年(1632)長政の孫にあたる東福門院和子の申し出により長政に従二位権中納言の官位を与える事となり、その背景のもと描かれたと考えられている。
弁才天坐像
養源院の「牡丹の間」の宝塔内に安置されている念持仏。室町時代の作で、長政の正室・お市の方から長女の淀や三女の江ら浅井家の女性に代々受け継がれ東福門院和子より養源院へ納められた。
都林泉名所図会
寛永11年(1799)に刊行された京都の名園を図絵で紹介する案内書。
養源院も紹介されており庭園は遠州作、客殿には伏見城の遺構である「血天井」が残り、板戸の絵は俵屋宗達筆とある。