大阪歴史博物館
埋忠〈UMETADA〉桃山刀剣界の雄
期間:10月31日(土)~12月14日(月)
太刀 銘 光忠
鎌倉時代中期、備前長船の刀工・光忠の作。
肥後国人吉藩主相良家伝来。
刀 磨上銘 加祢ミツ/浮田左京介すり上つねにこれを
南北朝時代、備前長船の刀工・兼光の作とされる。
「浮田左京介」は宇喜多直家の弟・忠家の子で、津和野藩主となった坂崎直盛と考えられる。
短刀 無銘 貞宗(名物 太鼓鐘貞宗)
鎌倉末期から南北朝時代、相模の刀工・貞宗の作とされる。
毛利秀包より徳川家康へ献上されたと考えられ、その後駿府御分物として徳川頼宣へ与えられ頼宣より徳川秀忠、伊達政宗と渡り以降は仙台藩伊達家に伝来した。
刀 金象嵌銘 長光磨上光徳(花押)/本多安房守所持
鎌倉時代、備前長船の刀工・長光の作とされる。
加賀藩前田家の家老・本多政重所持し以来加賀本多家に伝来した。
短刀 朱銘 志津/光徳(花押)(名物 稲葉志津)
南北朝時代、志津三郎兼氏の作とされる。
稲葉一鉄の孫で牧村兵部の弟稲葉道通が所持した事から「稲葉志津」と呼ばれる。
徳川家康、浅野幸長、黒田長政が所持した。
刀 額銘 備中国住次直 (金象嵌銘)毛利元康所持/依此刀利埋忠磨上之(号 朝霜)
南北朝時代、備中国青江派の刀工・次直の作。
毛利元就の八男・毛利元康が所持し、後に毛利家重臣の福原家より毛利宗家に献上され、以来同家に伝来した。
本阿弥光悦筆消息
三月廿日付、埋忠寿斎宛。寿斎からツツジの花と花切用の小刀を受け取った際の礼状。
他にも「山伏国広」「塩川来国光」「 北野江」「 池田正宗」など拝見出来ました。
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