前田土佐守家資料館
企画展「利家とまつの孫前田直之と前田土佐守家の成立」
期間:4月25日(土)~7月5日(日)
前田利政所用 黒漆塗黒糸威二枚胴具足
兜は銀箔押しで兎耳形の変り兜。胴は黒色で統一されている。
前田利政は前田利家と芳春院(まつ)の次男。能登国七尾城主であったが、関ヶ原の戦いで出兵を拒否し戦後所領を失い京都嵯峨に隠棲しました。隠棲後は宗悦を名のり本阿弥光悦と親交をもったそうです。
前田利家所用 脚絆
金ビロードと焦茶色の緞子で出来た脚絆で前田利家が戦陣にて着用したと伝わる。
芳春院より利政の子・直之に贈られた二足のうちの一足で、他の一足は後年加賀藩5代・前田綱紀に献上された。
前田利政所用 銀采配
銀箔押しの総に金梨子地の蒔絵を施した柄を持つ。柄に関しては武田信玄が川中島の戦いで使用したものの写しとされる。
この他で印象に残った展示は芳春院(まつ)の書状が7通も展示されていた事でしょうか。
息子の利政の処遇や孫の直之の病気を心配する様子が記されています。
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