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彦根城博物館 「井伊の赤備え-朱と金の勇姿-」

長浜から彦根に

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彦根城博物館 テーマ展 シリーズ 戦国 巻の4「井伊の赤備え-朱と金の勇姿-」
期間:7月29日(金)~8月30日(火)
「井伊家歴代当主や藩士の甲冑、刀装、旗印、馬印等、武勇で聞こえた「井伊の赤備え」の軍装を一堂に会して展示します。」
一部を除いて撮影OKでした。

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初代直政所用 朱漆塗仏二枚胴具足
元は黒糸威。関ヶ原合戦で着用したと伝わる。

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二代直孝所用 朱漆塗燻韋威縫延腰取二枚胴具足
金箔押の大天衝の脇立。後の藩主具足のベースとなった甲冑。

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十三代直弼所用 朱漆塗紅糸威縫延腰取二枚胴具足
胴廻りが大きく直弼の恰幅のよさがわかる1領。2代直孝の甲冑にもっとも似ているとの事。(写真中央)
朱地金井桁紋纏
大将の居場所を示す大型の旗。関ヶ原合戦・大坂冬の陣で使用した2流を展示。(写真は関ヶ原合戦使用の旗)
朱地八幡大菩薩流れ旗
大旗につける「八幡大菩薩」の文字を染め抜いた旗。通称「ひらひら」

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金箔押蝿取形馬印
関ヶ原・大坂の陣で使ったものの写し。こちらも大将の側に立てた。

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十代直幸所用 朱漆塗萌葱糸威縫延胸取二枚胴具足
金の御幣の前立が特徴的。元々は八代直定の為に作られたとも。

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八代直定所用 朱漆塗紺糸威縫延腰取二枚胴具足
こちらは五本菖蒲の前立が付く。袖も大袖になり歴代藩主甲冑で最も華美な1領。

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三代直澄所用 朱漆塗紺糸威縫延腰取二枚胴具足
白いヤクの毛「唐の頭」を装着する金具が付いた歴代藩主甲冑唯一の兜。

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直滋(二代直孝世子)所用 朱漆塗仏胴腰取三枚胴具足
元は紫糸威の童具足。
直滋は二代直孝の嫡男であったが父と対立し廃嫡される。
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上記具足の背面。旗を立てる装置(合当理・受筒)が観られます。

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家臣団甲冑
もちろん家臣も「赤備え」ですが細かく規定されています。
立物は金の天衝前立で脇立は禁止(藩主専用)。長さは2尺程。背に付ける旗指物は朱地に金で名字と名を両方記す等々。

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朱漆塗蛭巻鞘大小拵
二代直孝の陣拵もしくは三代直澄の指料とされている。「井伊の赤備え」らしく朱塗ながら黒と金で引き締めている。

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関ヶ原合戦図
井伊家家老・木俣家伝来。遠目からでも「井伊の赤備え」がしっかりと分かる。

右を見ても左を見ても「赤備え」久々に大興奮の展示会でした。
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