最初は東京・上野
東京国立博物館へ来ました。
本館5・6室
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秋田家伝来 樫鳥糸肩赤威胴丸
四十八間総覆輪筋兜に鍬形と日輪の前立。
浪岡北畠氏の伝来とされ江戸時代は三春藩秋田家に伝わった胴丸。
浪岡北畠氏は一説に北畠顕家の後裔とされ「浪岡御所」と称された。1578年に津軽為信によって浪岡城を攻められ滅亡している。落ち延びた一族の者が安東(秋田)氏を頼り家臣となっている。
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豊臣秀吉所用 紫糸素懸威烏帽子形桐紋兜
鳥帽子形の両側に桐紋を大きく配した兜。豊後木下家伝来。
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明智光春所用 南蛮胴具足
兜には兎耳と半月の立物。南蛮胴には前面に「天」の字、後面に富士山を打出しています。
明智光春は謎の多い人物で明智秀満がその人であるともされていますが秀満自身も謎が多い。
樫鳥糸威鎧
猿投神社所蔵。現存する最古の大鎧(平安時代)だそうです。
「後三年の役」において戦功があった伴次郎助兼が源義家から拝領したものと伝えられ,源氏八領のひとつ「薄金」がこの大鎧であるとも。
太刀 銘 国宗
国宝。池田輝政より徳川家康に献上されたもの。日光東照宮蔵。
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桐紋蒔絵糸巻太刀
上記国宗の太刀拵。
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黒漆太刀
鞘・柄とも黒漆塗の質実な仕立て。毛利輝元が小笠原氏に贈った品。
本館13室
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伯耆安綱(名物 童子切安綱)
国宝。天下五剣のひとつで源頼光が酒呑童子の首を切り落とした事からこの名がついた。
足利将軍家・秀吉・家康が所持し江戸時代には津山松平家にあった。
相州正宗
国宝。徳川家家臣であった城和泉守昌茂が所持し、後に弘前藩主津軽家に伝わった。
城昌茂は元武田家家臣であり親交のあった真田昌幸が亡くなった時に子の真田信之に手紙を宛てている。