SENgoKU anD VISIon -乱世を追う-

1910 広島県立美術館 広島浅野家の至宝 ②

今回は広島
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広島県立美術館
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広島浅野家の至宝 ―よみがえる大名文化―
期間:9月10日(火) ~ 2019年10月20日(日)

二度目の拝見
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鎧下 和歌書付白小袖
小袖の背中から左胸にかけて「ながらへて 是ぞと思ふ 事もはや なくてぞ果てん よしそれも夢」と書き付けている。
これは慶長二年(1597)朝鮮・蔚山城にて明軍の包囲を受け籠城した際に、浅野幸長が辞世の和歌を書し鎧下に着用したとされるもの。
後に蔚山の戦いで奮戦した東城浅野家の家祖・高勝に与えられ、現在東城浅野家の菩提寺である海蔵寺が所蔵している。
刀 銘 兼元
室町時代、美濃国関の刀工・孫六兼元の作。
浅野幸長が関白秀次の切腹事件に連座し能登国に配流された際に、浅野高勝に与えた。
東城浅野家に伝来し、現在は海蔵寺。
浅野高勝は元堀田を称し、明智光秀に仕えた武将。後に浅野長政に仕え幸長の守役となった。
小太刀 銘 吉用(葵紋散螺鈿黄 金造太刀拵)
鎌倉時代、備前福岡一文字派の刀工・吉用の作。
慶長二十年(1615)尾張徳川家・義直と浅野幸長の遺児春姫の婚約に際し、紀州藩主・浅野長晟より贈られた。
共筒茶杓 武野紹鷗作
白竹、節無しの真の茶杓。露は丸形。
筒は互い違いの斜め節がある亀甲竹の根竹を用いた珍しいもので、下部に「紹鷗(花押)」と黒漆で記されている。

展示では刀剣はそこそこの数があったが、甲冑など武具は非常に少ない。絵画がメインだからだろうが、ちと残念でした。

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