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逸翁美術館
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特別展 小林一三ワールド 逸翁の審美眼
期間:7月 4日(土)~9月27日(日)
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江月宗玩墨蹟
横一行に禅語の「明歴々露堂々」と記されている。
江月の書は在世中から人気があったが、その墨蹟が江戸中で破り捨てられたとの噂がたつ事件があった。
有名な 紫衣事件の時、同僚だった沢庵や玉室が流罪になるなか江月のみが流罪を免れた為に悪評が立ち「降雨に、沢の庵も玉の室も、ながれて残る、濁り江月」の狂歌や、落書には掛けて悪いものの例えとして江月の墨蹟が挙げられる程に人気が落ちた為だ。
竹茶杓 銘 三不点
江月宗玩筆「三不点」の茶杓箱に、利休・織部・遠州3人の茶杓が納められている豪華仕様。
遠州蔵帳にも記載がある「三不点」だが、中に納められている3人の茶杓に関しては不明な点も多い。なんとも難儀な存在である。
瀬戸大瓶手茶入 銘 紅
胴はおおらかに丸みを持ち名の通り瓶の様な形をしている。
大瓶手は瀬戸茶入のなかでは古瀬戸に次ぐ真中古の一手とされる。
松江藩家老を務めた有沢家が所持し、松平不昧に箱書きを依頼している。